5月3日は千本ゑんま堂で行われた「大念佛狂言」を、鑑賞しました。
「千本ゑんま堂大念佛狂言」 ⇒京都千本ゑんま堂引接寺に1000年以上伝わる、セリフがあってわかりやすい、爆笑伝統芸能 《千本ゑんま堂大念佛狂言保存会》 (enmadokyogen.info)
千本ゑんま堂大念佛狂言は、1017年より続く伝統ある狂言です。
京都三大念佛狂言の中で、唯一セルフがある有言狂言です。
千本ゑんま堂が建立される際、閻魔法王の霊験を伝え、墓地に眠る多くの霊を供養するために始まりました。
毎年5月のゴールデンウイークの期間に「5月本公演」が、毎年行われています。
今年は、5月1日~4日で、6公演を観覧無料で実施されました。
鑑賞した3日の13時から行われた「昼公演」は、7演目が行われました。
①えんま庁、②寺ゆずり、③花盗人、④伯母ヶ酒、⑤いろは、⑥にせ地蔵、⑦ほうらく割り、の公演です。
当日は天気も良く、炎天下にも関われず多くの人たちが、1000年以上続く歴史ある狂言に見入っていました。
最初行われました、無言狂言の「かたもん」の「えんま庁」が行われました。
「えんま庁」の様子です。
最後の演目「やわらかもん」の「ほうらく割り」では、千本ゑんま堂で一年間かけ奉納された「ほうらく」を落とし割ります
その「ほうらく割り」の様子です。
豪快に割れることにより、「ほうらくは、割れ落ちてこそめでたけれ」と言い、昔より割れたほうらくを拾うと、縁起が良いと謂われています。
演目が終わると、多くの人が群がって拾っていました。
欲深い自分も、大きな割れたほうらくを、拾いました。
これら2演目の様子です。
京都の有名観光地は、観光客であふれていています。
色々探すと、まだまだ知られていない京都の魅力的な場面があります。
1000年の歴史ある京都に、触れることができました。
これからも、知られざる京都の魅力に触れたいと、想います。