連日猛暑の日々が、続いています。

8月はいつ40℃を超えるか、また冷房のせいで電気代がいくらになるか心配する昨今です。

 

そんなモヤモヤな気持ちを、吹き飛ばす出来事があります。

それは、今開催されています「女子サッカーワールドカップ」での、「なでしこJapan」の活躍です。

 

日本女子チームは予選リーグを3連勝して、ベスト16の決勝トーナメントに進出を決めました。

7/22の初戦・VSザンビアを5-0で勝利、7/26のVSコスタリカも2-0で負かして、今大会の優勝候補であるスペインを7/31に0-4の完封で退けたのです。

圧倒的な強さです。

 

世界のサッカーファンは驚き、一躍「優勝候補」へと駆け登りました。

 

日本対スペインの試合の様子です。

 

試合前後のチームの状況です。

準備などにリラックスしていてチーム状態の良さが、伺えられます。

 

 

 

今の日本女子代表の好調要因は、どこにあるのでしょう?

 

2011年の衝撃的な「ワールドカップ初優勝」から低迷していましたが、長年の低年齢からの育成プログラムが「実を結びつつある」からだと、思います。

各世代別のカテゴリーの世界の舞台で成果を出し続けた年代が、今回のワールドカップに臨んでいるのです。

2011年の優勝の後、2014年U-17W杯コステリカ大会の優勝・2016年U-17同ヨルダン大会の準優勝・2018年U-20W杯フランス大会での優勝したメンバーが、今の主力選手になっています。

 

しかも、大部分の選手が欧州各国でプレーしています。

 

日本選手の弱点であった身長の低さや当たり弱さを克服し、逆に小回りの良さやスピード・スナミナなどの長所を伸ばして、世界的に有名な外国チームで活躍をしているのです。

 

チーム戦術の徹底とともに、個々の選手のレベルが上がり、役割も明確になっています。

 

熊谷紗希選手は、チームの大黒柱でありW杯4大会出場の日本が2011年のW杯初優勝のメンバーです。

長谷川唯選手は、世界の強豪マンチェスタ・シティーでプレーしているチームの中心選手です。

植木理子選手は、国内Wリーグの得点王で決定力ある点取り屋です。

宮澤ひな選手は、ドリブルのスピードがあり、相手DFの裏への抜け出す素早さは、誰にも負けません。

その他、楢本・田中・山下・清水・長野・藤野など一流の特徴あるメンバーが揃っています。

 

次の8月5日17時から、ベスト8を掛けてノルウェーと対戦します。

 

ノルウェーは、外から高いボールを上げて、日本の弱点である高さの勝負を仕掛けてくると、予想されます。

 

勝敗のカギは、外からのボール供給の出所を潰すことと、ゴール前の競り合いでのセカンドボールを如何に処理するかが重要です。

そして、サイドが前かがりになった裏のスペースをうまく使い、ゴールをあげることが、勝敗の決め手になると想います。

 

そんな中で、自分が注目する選手がいます。

 

杉田妃知選手です。

ドリブルが上手で外国選手には、ボールを取られません。

男子の三笘選手に似たボールタッチをしています。

しかも、疲れ知らずの「スタミナおばけ」です。

ノルウェーとの対戦、勝ち進めば次の試合は、強豪・アメリカとの対戦になります。

タフな試合になることが予想されますので、杉田選手の活躍を期待します。

 

そして、2011年以来の2度目のワールドカップ優勝を、楽しみにしています。