ゴールデンウィーク期間の京都市内は、観光客で混雑して出かけるには、少し覚悟が必要です。

 

と、言うことで自宅近くで「京都1000年の芸能が堪能できる」そうなので、出かけて来ました。

 

行ったところは、5月3日13時から行われた「千本ゑんま堂大念佛狂言」です。

 

自宅から、鞍馬口通を千本通まで行き千本ゑんま堂まで歩きました。

 

約20分で着きましたが、当日は晴天の夏を思わせる気温で、ヘトヘトになりました。

日頃の運動不足を痛感しました。

 

千本ゑんま堂は、1017年に創建された古刹で、「大念佛狂言」は墓地に眠る霊を供養するために大念佛会が念じられ、その時に狂言が行われたのが始まりです。

途中、途切れそうになりながらも、現在まで1000年以上続けられてきました。

 

それが、無料で観覧できるのです。

 

こんな有難いチャンスは、有り得ません。

 

今、京都で見られる「京都三大念佛狂言」は、壬生寺の「みぶ狂言」・清凉寺の「嵯峨狂言」と今回の千本ゑんま堂の「大念佛狂言」です。

千本ゑんま堂は、他の狂言と違い「台詞がある」のが特徴です。(他は無言です)

 

境内に入ると、大きな閻魔大王の像が上から見下ろしていました。

何も悪い事をしていないと想いますが、ドキリとしました。

 

当日は、直射日光の暑い中、多くの観客たちが詰めかけていました。

そんな中、7演目を演じられました。

 

演目と演じられ方の木札です。

 

当日の大念佛狂言の様子です。

 

 

 

公演全演目の様子です。

 

 

千年の歴史ある「千本ゑんま堂大念佛狂言」を見ることが出来、感動の一日でした。

 

全部で27演目あるそうなので、他の演目も必ず見たいと想います。