『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
「適者生存」、つまり、環境に適応できる者が生きのびるということです。
これはまさに今の入院生活にもいえることだと思っていて、
いかにこの環境に早く慣れてしまうか、
が非常に重要です。
不満をあげれば、例えば、
- 風呂に入れない、
- ご飯がパターン化して自分で選べない、
- トイレがむき出しになってる、
- 無菌室から出られない、
- 子どもと会えない(病院フロアに中学生以下の子どもは入れない決まり)
などなど、キリがありません。
でも、いくら考えたり悩んだりしても変えることはできません。
そんなことに時間をかけるよりも、適応してしまうほうが楽だというのが自分の結論です
ちなみに、これらの不満は以下のように少しでも緩和させています。テクノロジーは最大限活用しましょう。
- 風呂に入れない、 ⇒【対策】毎日ホットタオル(体拭き)をもらう。
- ご飯がパターン化して自分で選べない、 ⇒【対策】お菓子やカップ麺を持ち込む。
- トイレがむき出しになってる、 ⇒【対策】備え付けのキャビネットで少し壁をつくる(入り口から見えないように)
- 無菌室から出られない、 ⇒【対策】テレビ電話(FaceTime、Zoom、LINE電話など)を活用して、家族と会話する。
- 子どもと会えない(病院フロアに中学生以下の子どもは入れない決まり) ⇒【対策】テレビ電話(FaceTime、Zoom、LINE電話など)を活用して、子どもとコミュニケーションする。
2.死に至る病とは何か?
「死に至る病とは絶望のことである。」
これは、以前紹介した『死に至る病』という本に出てくる言葉です。
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では、今絶望的なのか?
と言われれば、全然そうではありません。
事実として、
- 予後の悪い染色体異常が見つかった
- 骨髄移植のドナー数は片手の数ほどしかいない
など、目を覆いたくなることもありますが、
打ち手がゼロなわけではありません
それに、『夜と霧』(アウシュヴィッツの強制収容所での体験と心理学的考察が書かれた本)に比べれば、
人間の尊厳を踏みにじられることもないし、
むしろ衣食住そろって非常に快適であるといえます。
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3.変えられること・変えられないこと
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
カナダの精神科医エリック・バーンの、この名言を聞いたことがある方は多いのはないでしょうか?
どうして自分がこんな病気に…
何が良くなかったのか…
とか考えても、もう過去に起きてしまったことなので、
時間はかかりますが、いずれは受け入れなければ前に進めません。
(・・・という自分も、はじめの1週間くらいはなかなか受け入れることができませんでした)
変えられない事実に目を背けていても、
自分がツラいだけですので、
変えることのできる自分と未来を見据え、
今を生きることが大切です。
4.より良い未来をつくるには?
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
野球の松井秀喜選手やサッカーの中村俊輔選手も大切にされている言葉です。
自分は高校生のときに、この言葉に出会いました。
たしか、全校集会で登壇者のどなたかが話されていたはずで、
とても感銘を受けたのを覚えています。
今後、闘病生活は長く、厳しい闘いになることが予想されます。
それでも、前向きな心で病気と向き合うことで、
より良い未来を切り開くことができると確信しています。
終わりに
少し長くなってしまいましたが、
今の自分がどのように考えて病気と向き合おうとしているのか、
少しでも伝わったら嬉しく思います
過去でも、未来でもなく、今をポジティブに生きましょう!