イデア 7歳7ヶ月8日

バイク旅から帰宅後1日置いて、15、16日の1泊2日で今シーズン最後のキャンプに行ってきた。

本当は行ったことの無いキャンプ場を狙っていたのだが、サイトの空きが無いとのことで、慣れ親しんだキャンプ場へ。

今回は行きも帰りも車内で粗相無し。片道たったの1時間程とは言え、油断すると到着間近で漏らしたりする時もある。

前回のソロキャンプで何とか自分で設営できたので、今回はもっと上手くできるだろうとたかを括って挑むと、誤ったやり方だったことが判明することがちらほら。セオリーを無視しがちな自分の悪い所が出まくっていた。完璧には程遠い。

曇天だったのが設営後間も無く雨。

上半身が出て濡れることを気にしないイデアと、夜にテントに入れることを考えるとタープに収まってほしい飼い主。

今回は隣接した3枠の内、我が家だけが1枠使う状態。周囲に神経を尖らせることがほとんど無く過ごせた。

時期的に、イデアの大好きなハチは殆ど飛んでいなく、コオロギとバッタ、トンボが多かった。

今まで佐藤のごはんを持参していたのが、今回初めてメスティンで米を炊いた。比べものにならない程美味しかった。

イデアも味のついていない肉を貰って喜んでいた。

早めの夕飯を食べ終わる頃、晴れ間が出てきたところで少し外を散策。

傾いていた日があっという間に落ちていく。

サイトに戻る頃には薄暗かった。

最近ハマっているYouTuber『田舎暮らしのビル』の最新動画をチェックしたりしてゆったり過ごす。その頃は持ってきた上着とブランケットで過ごせる程度の気温。

イデアは夜の番に勤しむ。

20時過ぎると気温は12度くらいだっただろうか。21時頃にテントに入り、実験的にイデアを外で孤立させてみる。

飼い主2人共の姿が見えないとテントに入りたがらないかと待ってみるが、囲いの隅で頑固に番をしている。

仕方ないので寝袋から出て、一度トイレを済ませてからイデアを回収することにした。

テントに入るのは渋ったが、だいたいキャンプの流れを把握したのか、比較的スムーズにテントに入ってくれた。偉い。

夏場はテントの内部が蒸して温かくて可哀想だが、この時期は幾分楽そうで、すぐに足元で丸くなって寝る体勢に入ってくれた。

ところが問題は飼い主の方にあり、一度寝袋から出る前はそこそこ暖かかったのに、もう一度入ると足元が湿りまくって冷たい。これは寒いと思うも寝るしかない。

自分のと同じ寝袋を買おうとして、セールが終わってしまっていたので仕方なく安い寝袋を購入したイデ父は、「暖かい！全然大丈夫！」と既に寝入っていたので、自分も寝袋に期待していたのだが、思っていたのと違う。

仕方なく寝るも、朝になるまで何度か目覚めては寒さに驚く。顔面なんて氷のように冷たかった。

寝袋の性能がそこまで変わらないとすれば、下に敷くマットだろうか。今回はイデ父側は、折り畳み式のマットで、自分は空気を入れるタイプのマット。また、人間の性能にも問題があるかもしれない。普段から家族内で "変温動物" と言われる程に低体温気味な自分にはそもそも難易度が高いのだろうか。

朝の外気温は8℃と1桁になっていた。6時台で既に朝食を作っているイデ父に、冷めるから早く出てきてと言われる。いつもイデ父に頼まれると嬉しそうに自分を叩き起こしに来るイデアも、テントの外でピーピー鳴いている。前足で入り口を開けようとする素振りも内側から見えた（そんな仕事熱心な犬だったか？）

激寒な外気温に触れたくないのと、もう少しイデアの行動を真剣に観察していたいので朝食の温度は二の次にしたいところだが、仕方なく出る。

寄ってきたイデアに挨拶するも、逃げるように離れられる。ピーピー言ってた癖になんなんだ。どういう心理なんだろう。

昨晩星が見えていたくらいなので空は快晴になっていたが、日の傾きが夏とは違うのでサイトに日が当たるまでは待たなければいけなかった。

前回のキャンプでは用品を乾かしながら片付けられたが、そんな訳にはいかなく帰ってからどうせまた乾すので、綺麗な収納はせずに大雑把に一式を片付ける。

諸事情で予定より早くチェックアウトし、帰宅してから一式を天日干し。あっという間に水分が飛んでいって気持ちが良い。

飼い主達が後片付けに勤しむ中…

毛布の上にバックブレーダーとベルクカイザーのクッションを掻き集めて、贅沢に休んでいるイデア様…。

何はともあれ、今回のキャンプも何事もなく無事楽しめて良かった。

そしてキャンプ時の投稿をSNSで見た方がコンタクトしてくれて、お互い知らない情報で交流できた。似たような気質の同犬種を飼育するキャンパー仲間は居ないので嬉しい。

来シーズンの楽しみがあるのは良いことだ。

［イデア成長記］655