イデア 8歳10ヶ月25日


昨日15時くらいに散歩を終え、家で落ち着いて夕方になった頃、イデアの両目に若干の異変を感じた。

休んでいるイデアが上体を起こした時に、目の瞬膜がやけに見えすぎているという感じ。それ自体は寝起きの際に見られることだが、それ以外にもキツネ目のような糸目になり、目頭も湿ってるような気がしないでもない。

一晩明けて今日、明らかに悪化していたので日曜は午前中のみ診療のかかりつけ動物病院に急いで駆け込んできた。


患者はイデアのみですぐに呼ばれる。

診察室に入るなり自ら診察台に上がるイデア。ここまでは非常に順調だが、目のような大事な場所を触られるのは相当嫌がるだろうと予想していた。ところがそれに反して、驚くほど素直に獣医師の処置を受け入れるイデア。触診はもちろん、眼圧を測るための先端が尖った装置を目に当てがわれても全く動じなかった。

眼圧測定の後は、眼球に傷が付いてないかの確認の液体を目に点す。片目ずつ2種類程点して、その内の1種類は蛍光色の青と黄色の不思議な液体だった。しかも市販の目薬のようなボトルに入った物ではなく、リトマス紙のような紙に含ませたものを眼球に接触させて付けていた。それすらイデアは暴れることなく受け入れていたので飼い主は驚きの連続であった。

一度、処置が終了したと早とちりして診察台から降りてしまい、また乗ってもらおうとすると前足だけ乗せる横着をして看護師さんの笑いをとっていた。先生が「そこが良いのかい。逃げないならそこでいいよ」と言ってそのまま処置をしただけだった。


もうとにかく驚きを隠せず、正直に伝えると「良い子だもんねぇ」と先生がイデアに言った。

先生サイドからその言葉が聴けたのも何だか夢のようだ。長い時間をかけて、先生とイデアとの間に信頼関係が築けているのかなと感じた。


結果、眼球は傷ついていなかった。角膜が炎症を起こしていて、白目が充血しているらしい。免疫低下であるとか、不明だが何かしらが原因になって起こった可能性があるとのこと。食欲と元気を聞かれたが、それはどちらもある。

目薬を2種類処方された。「ロメワン(フルオロキノロン系抗菌剤/塩酸ロメフロキサシン眼科耳科用液)」と「ステロップ(抗炎症ステロイド点眼剤/ジフルプレドナート乳濁点眼液)」


診療後の待合室にて。まだ液体の派手な色が目の周りに残っている。

待合室に戻ってからは、「もう帰りましょ」という感じで出口の方へ向かおうと落ち着かなかったのだけがやや減点。


会計時に目薬を受け取り、自宅で点せるか不安がっていると、看護師に「イデアちゃんは暴れるイメージが無い」と意外がられた。病院のスタッフ全員から良い印象に見られていて良かった。

いつもは半ギレになったりしていたのに、今日の診療は飼い主もビックリな程良い子状態だった。


あまりにもスムーズに終わったので、家で心配して待っていたイデ父が「病院閉まってたの?」と勘違いする程であった。


診療明細書を見ると診療項目に「フルオロセイン染色」とあったので、先に書いたリトマス紙のような物で点した蛍光色の液体の処置はこれかもしれない。


集中すると目が開くが、基本は閉じてるか上の画像のような半開き。

なんだが目が開かないと、途端にイデアが弱って見えてしまう。実際、昨日から熟睡時間がやけに長く感じる。それでもそれ以外の時間はいつも通り元気なのだが。



新年の挨拶で、たまに一緒に散歩した秋田犬の神楽(ジン)くんが8月に亡くなっていたと知った。イデアの周りの犬がいなくなっていくのは言葉にできない寂しさがある。

イデアの番も…とどうしても思ってしまう。


まずは目の前の疾患を治してあげなければ。