私は何度か食べた事がありますが、あまり馴染みはありません。
おそらく親の世代でもあまり馴染みがないでしょう。
しかし日本は戦後の食糧難の際、このくじらに大変助けられたというのです。
今回の話は鯨漁の盛んな和歌山の太地が舞台となっています。
内田氏の作品は旅情ミステリーと言われる一方、様々な社会問題もテーマにされています。
今回はずばり「捕鯨問題」。いや、「外交問題」。「環境問題」。。。
いやいや、もしかしたら、日本人が日本人として抱える問題にどう取り組んでいくかという姿勢。
「捕鯨問題」について何となくは知っているけれど、具体的にはあまり知らない。
知ろうとしない。
そんな多くの日本人に対して、
その姿勢を今一度問うている作品だと思います。
もちろんストーリーもおもしろく、
終盤では珍しく?手に汗握る展開が待っています。
もちろん名探偵浅見光彦が大活躍しますよ◎
鯨の哭(な)く海 (文春文庫)/文藝春秋

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