Cookieとは
ユーザーがサイトに訪れた際に
ChromeやSafariなどのブラウザに
訪れたユーザーの情報を保存しておくための仕組みです。
このCookieが存在していることで
ユーザーが再びサイトに訪れた際に
ログイン情報を保持していたり
買い物かごに入れた商品が残っていたり
というような仕組みを実現できます。
またサイト運営側としても
そのユーザーが
サイトに何回来て
どのページを見た
というような情報を把握することができるようになります。
そしてこのCookieを誰が発行しているかによって
種類が分かれます。
訪問先のサイトのドメインで発行されるものが
1st Party Cookie
第三者ドメインで発行されるものが
3rd Party Cookie
になります。
1st Party Cookieは
訪問先のドメイン内でのみ
ユーザー行動を追える一方
3rd Party Cookieは
訪問したサイト以外のサイトでも発行されるので
サイトを横断してユーザー行動を追うことができます。
この3rd Party Cookieを利用することで
特定のユーザーに対して
別サイトでも広告を表示させることができるようになります。
しかし昨今
プライバシーに関する意識が高まる中で
Cookieの規制が強まっています。
Apple社のブラウザSafariでは
2017年ごろから徐々に
3rd Party Cookieの規制が始まり
2022年3月ごろには全面廃止されました。
GoogleのChromeについても
2024年中に3rd Party Cookieが廃止される予定となっています。
広告を出稿する側からすると
SafariやChromeを利用するユーザーに対して
3rd Party Cookieを利用しての広告が
出稿しにくくなることから
広告経由での収益減となります。
そのため今後は
3rd Party Cookieを利用しない形での広告配信により
いかに減った分の収益を確保できるかがポイントになってきます。