【野球】キューバの至宝
今日も、横浜DeNAvs日本ハムの試合が雨天中止になってしまいました。
キューバからやってきた期待の新外国人
ユリエスキ=グリエル選手のデビューはまたもお預け。
キューバは今年から、国策として、国内リーグのトップ選手を国外派遣し始めました。
その第1弾が巨人のセペダ選手で、第2弾がグリエル選手。
現在、イマイチ調子の上がらない巨人のセペダについて、報道では「キューバの至宝」っていう表現がよく使われていますが、
野球ファンからすると、セペダよりグリエルのほうが圧倒的に『至宝』っていうイメージを感じる選手だと思います。
グリエルは、打つだけでなく、守備走塁も超一流。まさにキューバのスーパースター!
↓ちなみに、両選手のキューバ国内リーグ(90試合制)でのキャリアハイ3シーズン
◆セペダ
02-03 率.347 20本 62打点 0盗 出.489 長.605 OPS1.094
09-10 率.345 24本 82打点 0盗 出.487 長.679 OPS1.166
10-11 率.397 28本 81打点 0盗 出.518 長.774 OPS1.292
◆グリエル
05-06 率.327 27本 .92打点 21盗 出.416 長.676 OPS1.093
08-09 率.399 22本 .90打点 11盗 出.472 長.710 OPS1.183
09-10 率.363 30本 105打点 .5盗 出.455 長.686 OPS1.141
これを、NPBの144試合制に合わせて×1.6倍してみると...
◆セペダ
02-03 率.347 32本 .99打点 0盗 出.489 長.605 OPS1.094
09-10 率.345 38本 131打点 0盗 出.487 長.679 OPS1.166
10-11 率.397 45本 130打点 0盗 出.518 長.774 OPS1.292
◆グリエル
05-06 率.327 43本 147打点 34盗 出.416 長.676 OPS1.093
08-09 率.399 35本 144打点 18盗 出.472 長.710 OPS1.183
09-10 率.363 48本 168打点 .8盗 出.455 長.686 OPS1.141
うーむ。
2人ともおそろしい選手ですね。
キューバリーグはここ数年、日本の統一球(ミズノ)を導入したせいで、若干打撃成績が低くなっているため、数値上のキャリアハイは上記になりますが、
グリエルは昨年度もホームラン/打点の二冠王で、最高長打率も獲得しているため、現時点でも、キューバ最高の選手といえる力を持っています。
ちなみに、昨年の最高出塁率はセペダ。
セペダは球をよく見るタイプで、個人的にはペタジーニみたいな打者なのかな、って思っています。
グリエルはAロッドとジーターの中間くらいの選手なのかなと。
セペダが巨人でイマイチ結果を残せていないのは、やはり34歳と若干高齢のせいなのかなと思います。
昨年のWBCでも打ちまくっていたので、実力が突然下がったとは思えない。
キューバリーグ終了直後に来日して、連日試合に出ているので疲れているのかなと。
しかし、グリエルはセペダより多少遅れて来日したし、29歳とまだ若いので、大いに期待できると思います。
残り90試合くらいですが、ここから.330 30本くらい打って野球ファンに衝撃を与えてほしい!
それにしても、まさか日本の球団でプレーするでグリエルが見られる日が来るとはね。
グリエルは、20歳そこそこで、アテネ五輪や第1回のWBCのベストナインとかとっていたので、
もし亡命してMLBに来たら、世界一の選手になるくらいの選手なんじゃないか、ってずっと思っていました。
現に、国内リーグでグリエルよりワンランク下の選手だったOAKのセスペデスやLADのプイグがMLBで不動のレギュラーだしね。
ひょっとするとトラウトやミゲル=カブレラクラスの選手なのかもしれない。
セペダとグリエルがNPBで成功してくれたら、来年以降、キューバのトップ選手が続々と来日するようになるかもしれません。
チャプマンのような選手がNPBで何人もプレーすることに。。。
夢のような事態がもう間近に迫っている。
というわけで、グリエルとセペダは全力で応援したいと思う今日この頃。
今年はなんとしてもハマスタに行かないとな。
おしまい