ロードレース 初めての実業団レースのために… | StudioKOBA 旅チャリブログ(石川県金沢市)ロードバイク・ヒルクライム

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旅・チャリを中心に更新します。

職業はシステムエンジニア、北陸・東海・東京を中心に活動してます。
基本、いつもポジティブ思考でつらい事はあまりありません。
イクメンです(でした)。
ヨロシクお願いします。

先日、このブログで知り合ったNくんが実業団登録しました!



Nくんは先日、初めてのレース「内灘ロードレース」で初優勝しました。スゴ!

そのまま実業団登録選手となりました。


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シーズン前は迷っていたようですが、ついにこっちの世界に来てしまいましたね。

私としては嬉しい限りですwww








そこで、

私が経験した実業団レースの準備やお作法について、知らなかった事を記載しておくことで、レース当日落ち着いてレースできるようになると思います。

参考にして下さいね。





〜大会前からの準備〜


◆登録について

実業団登録は何かとお金がかかります。

1.JBCFへ個人の登録料

2.JBCFへチームの登録料

3.各県の自転車協会への登録料

4.登録しているチームジャージの購入


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1〜3で約15,000円〜20,000円、これは所属する都道府県やチームに依存します。

4はチーム毎に変わります。


副賞として練習時の事故保険が付いてきます。





◆過去の動画と今回のコースを事前チェック


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今は便利な時代になりましたね。

過去に草レースが行われたレースでは、出場した皆さんがオンボード映像をUPしてくれてます。

ただ、実業団レースは基本カメラ搭載を禁止してます。

動画があればレース展開や危険箇所等をイメージできます。

今年のコースと過去のコースが同じ事をチェックしておきましょう。


※岬町クリテリウムは草レースと実業団レースが逆走になってますので、注意が必要でした。



クラスタE3のレース展開は、動画でのレース展開はあまり参考になりません。


序盤はE2より速く中盤で落ち着き、最後は団子状態でゴールスプリントってパターンがほとんどです。

序盤に千切られないように食らい付きましょう。




◆仮想コースで練習

練習して準備しておくのはもちろんのことですが、普段の練習とは別にやっておいた方が良い練習があります。


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仮想コースでの練習です。
石川県は走れるコースが豊富です。
今回のクリテリウムは長野県の宮田村。
練習に行ければ良いですが、4時間かかるのと、クリテはクローズドされてない街中を走る競技なので、試走はなかなか難しいですよね?
当日試走すると割り切ります。

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今回のコースは減速ポイントが9回、
その後はダッシュが9回です。
3.2km/9回=0.35km
間隔でやってきます。

適度にアップダウンがあるのが特徴なので、河川敷の高架の跨ぎや右岸周回コースを活用し、仮想コースを作ります。
45km/h→25km/hまで減速を繰り返します。それを周回数5周分、45回続けます。

本番を想定しておくと、自信がつくのと本番前に落ち着いて挑む事ができます。




◆車両整備

実業団レースには車検があります。

重要なところから…


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まず、ゼッケンホルダーは必須です。

それから、車体重量がボトル無しで6.8kg以上、軽量フレームだとまずアウトです。重りつけたりして重くします。

ヘルメットは製造3年以内でJCFシール付きです。ただ、シールに年号が入っていなければ一応大丈夫ですが、自分の命を守る為に守りましょう。

シートはBBの中心から5mm後ろで前傾はダメです。


普段つけているライト・サドルバッグ等、サイコン以外の付属品は全て外しましょう!



よく指摘される注意点はこんなところで、

詳しくはレギュレーションを参照して下さい。



〜前日・当日〜

◆持ち物

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・自転車(あたり前!)

・ユニフォーム

・ヘルメット(JCFシール付き3年以内)

・ライセンス(または申し込み時の用紙)

・ゼッケンホルダー

・シューズ(普段ばき・レース用)

・安全ピン等、ゼッケンを2枚止められるもの

・着替え(特にユニフォームを着用して出かけるとパンツを忘れる)

・ドリンク、その他必要な食料

(正直、クリテリウム中にドリンク飲む余裕はありませんが、待ち時間で飲みます。)

・寒い時はレッグウォーマー等(ただしインナーウェアやレギンスは、筋肉補助ウェアという位置付けでダメです。)

・工具、空気入れ

・予備ホイール(あれば、突然のパンクでも動揺しません。)

・お金(何かと…)



毛剃りは必須ではありませんが、剃っておくと怪我した時の治療や復帰が早いです。




◆受付と監督会議

受付と監督会議は一人代理で行えばOKです。草レースは受付時間はレースの集合前30分とかで良いですが、

実業団レースは地域振興の意味合いもあり、前日受付という厄介なパターンもあります。注意しましょう!

監督会議には1チーム1人以上出席する必要があります。

危険箇所等の案内がありますので、内容は把握しておいた方が良いでしょう。


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また、監督会議に出席するには、チームアテンダント講習会で講義を受け、試験に合格する必要がありますので、資格を持った人が出るようにして下さい。



◆アップ

できればコース上でやりたいですが、各カテゴリのレースでクローズドになってます。

各自、固定ローラー、3本ローラー等を持参しても良いし、会場から離れた公道でもできます。

E3のクリテリウムは最後に開催される事が多いです。公道を使用したい場合は、前日や朝一の試走時間に会場に入って、暇潰ししている間に試走できる場所を確保するのが良いでしょう。



◆車検と出走サイン

出走前に行います。

なるべく早く済ませておきましょう。



◆出走サイン後の場所取り

クリテリウムはストップ&ゴーばかりです。

場所取りは重要で、後ろになればなるほど、カーブを曲がる時に前が詰まって減速する必要が出て来ます。

10番手〜15番手位をキープしながらレースを展開するのが楽ですので、さっさと出走サインして前を陣取るのが良いでしょう。

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その時、時間を調整しながら、羽織ものを脱いだり、ドリンクの中身を捨てたりと…します。

忘れ物に注意しましょう。


◆レース中
レース中はたくさんの声かけがあります。
「ブレーキ」「落車」
等、前で起こっている事を後方に伝えてあげましょう。
便利なのは「横いるよ」です。
カーブ中に走行ラインを変えないように走りますが、弾き出されてしまったりします。するとコーナー時に膨らんで来られたりインを塞がれると接触して落車の原因となります。
声かけしながらレースでもがきましょう。

もし千切れてしまっても諦めず、実業団ポイントを狙いに行きます。脚の合う人を見つけて完走を狙いましょう。

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◆レース後
レースの興奮が冷めやらないですが、計測チップとナンバープレートを返却する必要があります。
返却しないと後日罰金となりますので、必ず返却しましょう。
レース前に脱いだ羽織物の回収を忘れずに…





と、こんな感じですが、
私が過去にやっちまったミスは、
・アンダーウェアを着てて失格になりかけた
・羽織りものを忘れてしまった
でしょうか。


迫力満天のロードレースは病みつきになります。実業団レースは実力が拮抗してるので、ランクを下げて出場する行為もできず、クラスタE3にモンスターが現れて大逃げといったレースはほとんどありません。
楽しんでレースできると思います。

是非、チャレンジしてみて下さいね!
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