皆さんのファーストエルメスって何でしょうか?
私より上の年代の「ニュートラファッション」の時代はスカーフ使いが大流行していましたので、この時代は圧倒的にスカーフかと思います。
私には10歳上の姉がおり、小学生の頃から姉のJJを盗み見ていましたが、その中にはブラウスやニットの首元にスカ―フをあしらったファッションがあふれていました。
私が女子大生、若手OLだった90年前後にはエルメスは憧れのブランドではありましたが、ちょっとマダムのブランドの印象があり、ヴィトン、プラダ、グッチの方が親しみやすく人気がありました。
その中で1998年に発売されたフールトゥというカジュアルなキャンバス素材のバッグは、普段使いにもなり、手頃な値段、カジュアルなファッションにも合うことで、たちまち大ブームになりました。
大ブームとなっていても、それほど苦労せずに国内、海外のエルメスブティックで購入することが出来ていたので、街で持っている人もよく見かけました。
若い世代にはエルメス入門としては最適のバッグ。
革素材以外のバッグなんてエルメスのバッグとは言えないわというストロングスタイルの方もいらっしゃいましたが、このフールトゥが出たからこそ、エールバッグやガーデンパーティー(発売時はキャンバス素材のみ)につながったような気もします。
内ポケットのファスナーのつまみにエルメスらしさがあります。
銀座のメゾンエルメスが開店した時には限定色のフールトゥが発売された事をご記憶の方も多い事でしょう。
限定販売品としても革素材ではある程度の数を用意するのは難しいですが、これなら色々丁度よさそう。
一方でエルメスの行列ってここから始まった気も・・・。
あまりにも流行りすぎてしまったため、しばらく使っていませんでしたが、2006年に廃盤になっているとのこと。
男性でも持ちやすいデザインとカラーなので、シェーヌダンクルのアクセサリーと合わせて持っても今も素敵だと思います。