むしろ、そこには要らねえよそんなもん、時間の浪費だ!位にまで思う私は変なのか。
最近、どこの放送局のストレートニュース、1本30秒から1分くらいで、いわゆる論評無しで伝えればよいニュースで、街の声を1本のニュースの中に放り込んでくるように思うのです。
特に多いのは、視聴者やリスナーの関心が高い、いわゆる「国民受け」しような内容の時。
恐らく、メディアとしての中立性を担保したいので、そういうのを押し込んでいるんだろうなとは思っています。
当然街頭インタビューも両論併記として。
ただ、それはストレートニュースではなくて、それをこれでもか!!!と言わんばかりにネタを広げるような「広くてとても浅くて軽い」情報番組やらニュースショートやらに任せておけば良いのでは無いかと思うのです。
貴重なストレートニュースの枠にそんなの押し込むくらいなら、もう一本くらい入れられるんじゃね?と思うんですよね。
ストレートニュースというのはあくまでも起きたことに対して何のバイアスもかけることなく事実だけを伝えればよいものではないのかと。
逆にそういうのを押し込めるくらいにネタが薄いのか、はたまた他に無くて引っ張る為に入れているのか、はたまた「何かの意図で・・・」、と思うことがあるのです。
昔のストレートニュースってこういうのは無かったですよね。
少なくとも10年くらい前では無かったように思うのです。
こういう所にもあちこちの意見に気にしいになってるメディアのうろたえぶりが分かるような気がします。
民放局ならばまだしも、天下の公共放送でもやるのだけは勘弁して欲しいとも思っています。
そんなののための「放送料金」ではないでしょ!と思っているからなのですが。
やはり昨年「さよならテレビ」という映画を東中野の小さな映画館で視てから、私の中でメディアのニュースに対する目が変わったような気がします。
どちらかというと穿った目でしか見られなくなってしまいまして。
ちなみに、この映画(厳密にはテレビドキュメンタリーからの映画化)、映画館での上映は終わっているそうですが、ネットで視られるらしいですし。