とっても新鮮な感じがします。

 

今の曲にはないストレートな清涼感があると言いますか。

私が学生だった頃20世紀末の頃、J-POPのなかでも「GIRL POP」というカテゴリーがあり、千葉の独立系FM局bay fmではそれをフューチャーした番組もあり、それを主題とした雑誌もありました。

アイドルでは無く、女性アーティストがグループでは無く一人で唄っているパターンが多かったのです。

そういう方々がよくラジオ番組でもパーソナリティをされていたものです。

 

それが、いつの間にか、アイドルが入ってきて変質化してきてしまい、聴くのを止めてしまったものです。

 

実は最近、我が家の倉庫の整理をしている際に、今から四半世紀前のアルバムが出てきました。

確か中学生の頃FM STATIONという雑誌で注目のアーティストと紹介されていて、買ったものです。

透明感のある歌声が印象的でしたが、あまりブレイクすることは無く活動を終えられたと記憶しています。

久しぶりに聴いてみましたが、結構ストレートで良かったなと思うのです。

 

今のアイドルやそういう女性アーティストが唄っている曲というのは、出始めた頃はまだいいのですが、いつの間にか変化球ばかりになり、しまいには踊りを付けてそっちで釣ろうしている様に思いますし、あとは「手を握る為のツール」に成り下がってしまっている様に思います。

これについてはネットでの配信、さらにはそれにおける定額制の導入なども相まって、売り方そのものが変質してしまっているのもあるのでしょうね。

 

とみに音楽業界は曲の部品化の進行と、それらをつなぎ合わせることによる「曲の使い捨て」が進んでいて、魂の入った曲がとても少ないような気がします。

ゆえに昔の曲のカバーが多いのかなとは思います。
版権上使いやすいとは聴きますし。

だとすれば、業界自体が退化しているんだなと感じざるを得ないと思っています。

とても、哀しいですね。