ようやくゴールだ!

家族みんなでカウントダウンして、


『これでもうベットの部屋(化学療法室)に行かなくていいんだよね?』
『もうお砂とか触れるようになる?』
って、目標に頑張っていたまお。

 

 

2020年8月7日、2年の治療が終わりました。

 

 

 

一度の中断もなく、最短でした。

 

 

 

 

最終日。化学療法室から出るときょうだいのお出迎え(^^)
おつかれさま〜
 

 

 

 

 

本当によく頑張ったね!

 

毎週のように通った病院も間が開くね。 

 

 

お世話になった皆さんにも報告していこう。





そう思っていた先月末、


急激に下がった好中球(白血球)の検査結果

 

 

 

 

 

 

 

主治医から、「  再発も疑わないといけない 。」と

 

 

 

 

『再発』の二文字。

 

 

 

 

いつもどんな時も、

消えることはなく頭のどこかにある言葉。

 

それでも、絶対に聞きたくない言葉でした。






もう抗がん剤の骨髄抑制の時期は超えて、

回復して上がっていた数値は、急にカクンと下がり

200を切る結果になってしまったいた。



入院治療中は、好中球500以下は

医療用空気清浄機の元で隔離、

0の期間には、原因不明の高熱や皮膚などの感染を繰り返した。



退院して一年半、治療の影響から外れた時期に、

こんなに下がってしまったのは初めてで。

 

 

 

 

あまり無いことだからと、相談へ席を立つ先生。



週末で精査はできない為、週明けに検査入院することが決まる。

 

 

結果次第でそのまま入院治療になる可能性も説明が入った。

もし治療となれば、長期は確定。

コロナ禍の今、面会や外出も禁止や制限されており、

前回の入院よりも厳しい日々が容易に想像できた。





猶予は3日。 

幸い夫も上2人も、月曜は8月最後の夏休みだ。

 

 

 

 

 

 

病院からの帰路で、考えていた。

 





絶対大丈夫だからと、普段通りに

今出来るリスクを避け安全を守るのか。

 



これが最後の家族時間になる可能性だってあると、

今出来る喜びを一番に選ぶのか。

 

 

 

さあ、どうする?

 

 

 

 

 

何事もないことを信じて、いつも通りの家の中で今の体調が守られることを最優先。

 

 

それも出来る。

 

 

 

 

長期入院に備えて、上2人が困らないように、

家を整えたり、常備食を準備したり、サポートを事前に頼んでおいたり。

 

 


初めの入院は、突然で、必死にみんなで乗り越えたから、

 

 

数日猶予があると思うとあれもこれもと、

準備もしたくなる。

 

 

 

 

さあ、この与えてもらった時間どう過ごす?

 

 

 

 

 

夫婦で話し合う為の時間も欲しいし、

子ども達に、嫌と言うほどあなたが大切だと伝えて一緒に過ごしたい。

 

 

 


外は晴れて、美しい空。

暑いけれど、風が心地よい夏の終わり。
    

 

 

 

 

 



私たちが選んだのは、

自宅からそう遠くない海の側で、家族みんなで過ごす時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

感染リスクが高くても、オーシャンビューなら

部屋にいながら海と空を感じて過ごせる。

 

 

 

 

 

お夜食用に貰ったうどんを早々に食べ始める人達、、、

 

 


病院へも1時間以内で、体調によっては即対応できる距離。

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前には竹島。

 

神社があり、夜は長女と、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝は夫と、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両日参拝させてもらえました。

 

 

 

 

 








 

笑顔で過ごすことが最重要でもなくて、


きょうだいの溢れ出る感情と涙に、

 

 

ただただ、みんなで側に居た時間も。

   

 

 

 

 

 

悲しみも、怒りも、恐怖も、苦痛も。

 

全部あって、出し合っていい。

 

 

 

 

とても愛しく大切な時間になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



『何があっても治る、大丈夫』と疑わず日常を過ごすことと、

 



いつでも『これが最後の時間かもしれない』と覚悟して最善を生きること。

 

 

 

相反して見えるどちらもを選ぶのは矛盾しているようで、

しばらく苦しんでいた時期がありました。

(→ここの葛藤については別記事で改めて書きます。)


 

 

 

 

ぐるぐると葛藤を超えて、

どちらも選んでいいと自分に許せるようになったので、

 

 

入院前の3日間もこんな過ごし方が出来ました。

 

 

 

 


 

 そして、翌日病院へ。



②へ続きます。