前から観たかった映画「レ・ミゼラブル」を 観てきました。
期待していた以上に 素晴らしい映画でした。
あっ、もし、これから観にいこうと思っている方は このブログは読まないほうがよいかも・・・。
ネタバレになってしまうので・・・。
ヒュージャックマンにアン・ハサウェイ。二人とも大好きな俳優さん。
アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」のときのちょっとコミカルな彼女も好き。
そして、コゼット役のアマンダ・セイフライドはマンマ・ミーアの映画を観たときに なんて歌が上手で可愛い女優さん!って思って印象的だったけど、さらに磨きがかかった大人の女優さんになって、今回の映画では 透き通るような歌声と美しさで 魅了された。
そして もう一人、私の大好きなラッセルクロウも あんなに歌が上手だとは・・・。
演技力はもちろんのこと、今回は 彼の歌唱力に 驚かされた。
ストーリーは ずっと昔、読んだことがあるけど、細かな内容はすっかり忘れていた。
でも 映画を観ていると、一つ一つのストーリーが 思い出されてきた。
この「レ・ミゼラブル」、ただの映画ではなく、ミュージカル映画ということで、さらに感動が倍増するのだと思う。
一つ一つのシーンで それぞれの 立場での それぞれの想いが 歌にこめられていて、その都度、入り込んでしまった。
そして、その曲が どれも ほんとうに素晴らしかった。
アン・ハサウェイ(ファンテーヌ役)が 身も心も打ちひしがれて「夢やぶれて」を歌うシーン、エボニーヌ(コゼットが幼少の頃、預けられた意地悪な夫婦の娘)が大好きだった片思いの彼の胸に抱かれて 静かに息を引き取るシーンで歌う曲、そして、映画の中で、何度となく いろんなシーンで歌われる主題曲ともいえる「民衆の歌」、どれも ほんとうに素晴らしい曲ばかり。
映画を観ている間中、感動しっぱなし。
ラストのクライマックスのシーンで メインキャストたちの歌声が 絶妙なアンサンブルを奏で始め、最後にはオーケストラのように重なり合う 「民衆の歌」 では 感動のきわみ。
こみ上げてくる涙が どんどんあふれてきて しばらく止まらなかった。
こんなに感動した映画は 久し振りだった。
今まで かなりたくさんの映画を観てきたけど、これほどまでに感動した映画は数少ない。
長編映画で 3時間近くもあったはずなのに、あっというまの 3時間でした。
ここしばらくは この映画で 歌われていた「民衆の歌」のメロディーが頭から 離れないだろうな。
今年のアカデミー賞は 絶対 この映画が 取ってほしい~。