この家の敷地には、
野良猫が全部で5匹、出没してました。
お母さん猫と、子猫2匹。
そして近所の工事現場を根城にしてる、
茶トラのオス2匹が、
メス猫を求めて徘徊してくる。
こいつらがマーキングするので、
ウチの車は猫臭いし、
うっかり外にテントを干しっぱにしたら、
洗濯しなきゃならん目に遭う。
奴らに追われる立場のメス猫は超強くて、
ちょっかい出そうとする巨猫達に、
普段は激しいパンチを浴びせて撃退してる。
ところが、今年2月上旬。
茶トラ巨猫と、ラブラブ2ショットで、
私の可愛いミントちゃんの鉢の上で、
添い寝していやがりました。
そして茶トラ2号が割り込もうと、
ゴルゴル唸り声あげながら、
2匹をストーキングしてました。
それを見た娘猫、生後6ヶ月は、
完全にドン引きして、
山に逃げ込んでしまいました。
問題は、可愛いミントが枯れた事と、
母猫が、妊娠したと思われること。
ウチの前住民さんは、
毎年、物置小屋で産まれる子猫達を、
楽しみにして、餌を与えて、
たいそう可愛がっていたそうな。
しかし、みんな野生動物に襲われて、
小さいうちに次々と姿を消していったそうな。
それも自然の摂理と、
当たり前に受け入れていたそうな。
…なんか違うくないか?
ここら自然の中におる猫は、
侵略的外来種というのかな、
在来生物の捕食者であり、
半端にヒトに頼って増殖する生物…
そういうよろしくない連鎖は、
ワシが断ち切ってやる。見ておれよ
まずは弱っていた息子猫を保護。
ウチに監禁してやりました。
続いて、娘猫も、
ウチに入れるか里子に出しましょう。
と、お隣さんに宣言すると、
せめて娘猫だけは残して欲しい…
と、懇願されました。
高齢のお母様が猫嫌いなので、
部屋では飼えないけど、
地域猫として世話をしてやりたいとのこと。
寒波の夜に暖かい寝床を提供してあげてた、
優しい隣人の願いなので、
母猫と娘猫を、地域猫とするべく、
捕獲大作戦を始めました。
母猫は、いつもウチの物置小屋の屋根で、
悠々と昼寝しています。
ついでにゲロも吐いていきやがります。
屋根の真下に、
いい匂いのファ◯チキを仕込んだ捕獲器を、
セットしてお目覚めを待つ事、数時間。
午後4時、寝起きの空腹感か、
あっさりと捕獲器に入り、身柄確保。
息子猫は、ウチの窓辺で、
一部始終をガン見してました…
翌朝、大暴れする母猫を、
動物病院に連れて行き、
避妊手術をしてもらいました。
妊娠初期だったとの事…
可哀想だけど…ゴメンね。
リリースした後、
数日は姿を見せなかったけど、
今は、茶トラコンビと仲良く寄り添ってます。
では、お次は娘猫ですぞ。