去年の8月、石巻市の、この家に越してきました。
最初に物置小屋を覗いた時、
強烈なネコ臭がしました。
いかん、ここネコおるわ。
と、振り返ったところに、
茶トラ柄の巨猫がおりました。
で、少し他を回った後でそこに戻ると、
今度はキジトラ猫に差し替わっていました。
少なくとも2匹はおるわ。
それから数日後、大雨の夜。
廃材置き場から、
子猫の声がミーミー響いてきました。
いかん、ここ子猫おるわ。
それから約1ヶ月後の事です。
母が子を連れて来ました。
子猫は3匹。
皆、警戒心が強く、
接近できませんでした。
その後、子猫は1匹姿を消し、
残った2匹のうち、
1匹は懐いて、撫でられるようになりました。
しかしこの子、やけに痩せていて、
もう1匹よりも体が一回り小さい…
大丈夫かしら…
とにかく人懐っこくて、
まもなく膝に乗って甘えるようになりました。
相方は、私には触れないけど、
お隣さんには懐いてるから、
うまく付き合えば、いつか慣れそう。
この2ショットは、今年1月。
親から独立して、子供達で生き始めた頃です。
そんなある日、
強烈寒波に襲われた夜のこと。
おチビが、家宅進入して来ました。
ストーブの前へ、猫まっしぐら。
肉球冷え冷え。かわいそうなので、
しばらく暖まらせてやりながら、
ある事に気が付きました。
ひどく痩せていて、呼吸が苦しそう。
全身でハアハア息してる。
お隣さんに聞くと、
最近こんな調子なんで、気になってたとか。
じゃあ、病院連れて行くかねぇ。
と、軽い気持ちで動物病院に行くと、
なんと予想外の診断でした。
横隔膜ヘルニアで、このままでは死にます。
すぐに手術が必要です…
その事実はもちろん、
費用見積に、愕然としまして、
ガタガタ震えながらも、
見捨てる訳にもいかず、
即、手術してもらいました。
で、元気になって退院した子猫。
ターキーにしか見えん…
生後半年位のはずなのに、
3ヶ月の身体しかないオスでした。
これまで苦しくて食べれなかったのが、
息が楽になって、いきなり食欲爆発。
同時にヤンチャな本性開花。
遊ぶー
食べるー
撫でれー
うんこー
寝るー
遊ぶー
…以下、繰り返し。
今は私のリモートワークのPCの前で、
ボクと遊びなさい。
さもなくば…(ポチッ)
ギャーーー😱
の日々を送っております。
この先、ずっと飼うか、
まだ決めておりません。
私、旅人なんで…ねずみだし。
どちらにしても、
この子には幸せになって欲しい。
残る母猫と姉猫に関しても、
どうにかしなきゃね。