「英雄(HERO)」 2002年・中国・香港

映画館で観てきました♪


<あらすじ>

紀元前200年の戦国時代・中国。

強大な武力で中国統一を目前にした、
後の始皇帝・秦王のもとに、無名(ジェット・リ-)と名乗る男が現れた。

彼は秦王の命を狙う三人の刺客、長空(ドニー・イェン)、
残剣(トニ-・レオン)、飛雪(マギ-・チャン)を成敗したという。

暗殺を恐れ百歩以内に人を寄せ付けない秦王だったが、
褒美と共に、秦王への謁見を許された無名は、
刺客成敗の経緯を語りはじめる。

が、秦王は、その話が全て嘘である事を見抜く。

そして第二、第三の物語が語られるが・・・
一体何が真実なのか?


<感想>

面白かったです。

圧倒されるような原色の色彩美、息を呑む様な美しいロケ-ション・・・
アクション映画というよりは、優美で幻想的な世界でした。

もちろん武芸のシ-ン満載なのですが、血なまぐさい
暴力のにおいが、あまりしなかったです。

一つの事実を、繰り返し別の物語として語るというのは、
ある事件の三人の当事者の語る真相が、すべて食い違い、
真相は最後まで遂に判らない・・・という芥川龍之介の
「藪の中」っぽいですが、「英雄」では最後に真実が語られ、
そして意外な展開(でもないかな?)のラストが・・・

・・・っと、これ以上はネタバレなしにしておきますね。

その二転三転するスト-リ-は、赤・青・緑・白・・・

登場人物の衣装の色分けで、ハッキリと別世界として描かれています。

とにかく映像が美しかったです!!

ふと北野武の「Dolls」の色彩感(特に燃えるような紅葉の赤)を
思い出しましたが、後で知ったのですが、衣装デザインは
同じワダエミさんでした。

アクションは、お家芸のワイヤ-炸裂!

空を飛ぶ跳ぶ・・・水の上も飛ぶ跳ぶ(笑)
これでもか~ってくらいで、かえって潔い!

最後に語られる剣の境地とは・・・のくだり、よかったです。

リアルな戦国時代物・男の物語・・・
を期待すると、ちょっと違うかもしれませんが、
愛的には観るなら大スクリ-ン!をお薦めします♪