「半落ち」 2004年/日本:122分
<あらすじ>
連続少女殺害事件の容疑者が逮捕直前に服毒自殺を図り、
事件を追っていた捜査一課刑事の志木(柴田恭平)は、
病院へ向かう途中、上層部から呼び出され、やむなく署に戻る。
現役の警察官である梶(寺尾聡)が「妻を殺害した。」と自首してきたというのだ。
志木の取調べに対し、梶は3日前の殺害については全て自供するものの
その後自首するまでのの2日間については、堅く口を閉ざし何も語らない。
梶は優秀な刑事だったが、7年前に14歳の1人息子を病気でなくし、
さらには3年前にアルツハイマ-病を発症した妻(原田美枝子)の
看病のために現場を去り、教官として後輩の指導にあたり、
広く敬愛を集めてきた。
それが何故妻を殺し、2日間何をしていたのか・・・??
現役警部の人殺しという警察の権威を地に落しかねない
スキャンダルに、県警本部は大揺れに揺れていた。
マスコミと民衆が納得できれば、真実などどうでもいいと言わんばかりの
幹部達に志木は反発を覚えるものの、都合よく用意された自白を
誘導する事になってしまう。
違例の速さで検察に送致された梶に対し、担当検事の佐瀬(伊原剛)は
県警の証言捏造を見抜くが、ここでも県警と検察の別件での裏取引がなされ、
事件は2日間の空白を残したまま起訴され、裁判の日を迎える事になった。
<感想>
凄~くよかったです。
映画館で、こんなに泣いたのは初めて!!ってくらい泣いてしまいました。
もう、いつ頃から泣いていたのか、わからないくらい・・・(照)
「半落ち」の原作(横山秀夫)は、「このミステリ-がすごい」で
1位を獲得した作品だそうですが、映画を通して感じたのは、
ミステリ-の妙より、素晴らしい人間ドラマだったという事。
登場人物がみな、何かを抱えている。
そしてそれぞれが、梶とかかわる事で、自分自身を見つめ直していく・・・。
家族・夫婦の愛、仕事、老いるという事・・・そして、何のために生きるのか。
でも、この映画は100点満点のようにも、75点のようにも思えるのよね。
ちょっとわかりにくい部分や、よくよく冷静になって考えてみると、
あれ?っていう部分もありましたし。
(主題歌もチョット・・・合ってない様な・・・)
それと、愛するが故に生を奪う、愛するが故に生を願う・・・
これは映画の感動に流されて答えを出すべき問題ではないと思いますが、
観るものがどちらと考えるかで、映画自体の受け止め方も変わってくるでしょう。
どの映画もそうでしょうが、賛否両論・・・大きく分かれそうな感じがします。
でも!
私はいっぱい泣いたし、梶の愛に感動したし、いい映画だと思いました。
わからなかった部分を踏まえて、もう一度、是非観てみたいです。
<覚書>
「半落ち」とは?
よくドラマなんかで聞きますが、警察の取調べで、
容疑者から自供を得る事を「落とす」と言いますね。
「半落ち」というのは、今回の場合、梶が殺害の容疑は認めたものの、
空白の2日間については黙秘している・・・
つまり自供が完全ではないという意味で使われている用語と思います。
ちなみに、「死に場所を求めて街中を彷徨っていました」と
梶の口から語られた時、「完落ちだ!」と警察幹部が言っていたように思います。
これ以外にも警察用語と思われる言葉がいくつか出てきました。
少し説明が足りなくて、その業界(警察・骨髄バンク)の知識がない者には、
わかりにくい部分もありましたね~。
*ネタバレ*
「何故、最後まで空白の2日間を隠し通したのか」
空白の2日間の真実が明らかになると、
骨髄提供を受けた青年のことが公になってしまうし、
また、当然ドナ-が殺人者であるという事も公になってしまう。
梶の亡妻にとって、梶にとって青年は、
最愛の息子の生まれ変わりのような存在。
その青年が、ドナ-が殺人者であると知って苦しむ事も、
マスコミのえじきになる事も、
どちらも絶対に避けたかった=命をかけても秘密(青年)を守りたかった
という事だったのだと思います。
それと、「梶はなぜあと1年生きようと思ったのか・・・」
というのも重要な部分でしたが、
梶が49歳で、骨髄ドナ-になりえる年齢が50歳まで・・・だから
でしょう。うっかりすると聞き流してしまいそうでした。
<あらすじ>
連続少女殺害事件の容疑者が逮捕直前に服毒自殺を図り、
事件を追っていた捜査一課刑事の志木(柴田恭平)は、
病院へ向かう途中、上層部から呼び出され、やむなく署に戻る。
現役の警察官である梶(寺尾聡)が「妻を殺害した。」と自首してきたというのだ。
志木の取調べに対し、梶は3日前の殺害については全て自供するものの
その後自首するまでのの2日間については、堅く口を閉ざし何も語らない。
梶は優秀な刑事だったが、7年前に14歳の1人息子を病気でなくし、
さらには3年前にアルツハイマ-病を発症した妻(原田美枝子)の
看病のために現場を去り、教官として後輩の指導にあたり、
広く敬愛を集めてきた。
それが何故妻を殺し、2日間何をしていたのか・・・??
現役警部の人殺しという警察の権威を地に落しかねない
スキャンダルに、県警本部は大揺れに揺れていた。
マスコミと民衆が納得できれば、真実などどうでもいいと言わんばかりの
幹部達に志木は反発を覚えるものの、都合よく用意された自白を
誘導する事になってしまう。
違例の速さで検察に送致された梶に対し、担当検事の佐瀬(伊原剛)は
県警の証言捏造を見抜くが、ここでも県警と検察の別件での裏取引がなされ、
事件は2日間の空白を残したまま起訴され、裁判の日を迎える事になった。
<感想>
凄~くよかったです。
映画館で、こんなに泣いたのは初めて!!ってくらい泣いてしまいました。
もう、いつ頃から泣いていたのか、わからないくらい・・・(照)
「半落ち」の原作(横山秀夫)は、「このミステリ-がすごい」で
1位を獲得した作品だそうですが、映画を通して感じたのは、
ミステリ-の妙より、素晴らしい人間ドラマだったという事。
登場人物がみな、何かを抱えている。
そしてそれぞれが、梶とかかわる事で、自分自身を見つめ直していく・・・。
家族・夫婦の愛、仕事、老いるという事・・・そして、何のために生きるのか。
でも、この映画は100点満点のようにも、75点のようにも思えるのよね。
ちょっとわかりにくい部分や、よくよく冷静になって考えてみると、
あれ?っていう部分もありましたし。
(主題歌もチョット・・・合ってない様な・・・)
それと、愛するが故に生を奪う、愛するが故に生を願う・・・
これは映画の感動に流されて答えを出すべき問題ではないと思いますが、
観るものがどちらと考えるかで、映画自体の受け止め方も変わってくるでしょう。
どの映画もそうでしょうが、賛否両論・・・大きく分かれそうな感じがします。
でも!
私はいっぱい泣いたし、梶の愛に感動したし、いい映画だと思いました。
わからなかった部分を踏まえて、もう一度、是非観てみたいです。
<覚書>
「半落ち」とは?
よくドラマなんかで聞きますが、警察の取調べで、
容疑者から自供を得る事を「落とす」と言いますね。
「半落ち」というのは、今回の場合、梶が殺害の容疑は認めたものの、
空白の2日間については黙秘している・・・
つまり自供が完全ではないという意味で使われている用語と思います。
ちなみに、「死に場所を求めて街中を彷徨っていました」と
梶の口から語られた時、「完落ちだ!」と警察幹部が言っていたように思います。
これ以外にも警察用語と思われる言葉がいくつか出てきました。
少し説明が足りなくて、その業界(警察・骨髄バンク)の知識がない者には、
わかりにくい部分もありましたね~。
*ネタバレ*
「何故、最後まで空白の2日間を隠し通したのか」
空白の2日間の真実が明らかになると、
骨髄提供を受けた青年のことが公になってしまうし、
また、当然ドナ-が殺人者であるという事も公になってしまう。
梶の亡妻にとって、梶にとって青年は、
最愛の息子の生まれ変わりのような存在。
その青年が、ドナ-が殺人者であると知って苦しむ事も、
マスコミのえじきになる事も、
どちらも絶対に避けたかった=命をかけても秘密(青年)を守りたかった
という事だったのだと思います。
それと、「梶はなぜあと1年生きようと思ったのか・・・」
というのも重要な部分でしたが、
梶が49歳で、骨髄ドナ-になりえる年齢が50歳まで・・・だから
でしょう。うっかりすると聞き流してしまいそうでした。