<感想>*ネタバレあり*

豪華キャストによる、まあまあよく出来た
「〇曜サスペンス劇場」という感じでした。

ラストの、殺人犯が受験勉強中の小学生だった(かも)・・・
というラストは、それほど驚愕させられる
ものではなかったです。

それを隠蔽しようと画策する親達の歪んだ愛情、
何もなかったように笑顔を見せる子供達の恐ろしさ、
幸福とは何か・・・そんなところでしょうか。

犯罪を犯したのなら、それが罪である事をわからしめ、
正しい道へと導くべき親が、我が子かわいさに、
事件を隠蔽する。

果たしてそんな風に歪んだ形で守られた子供が、
まっとうな人間として育ち、真に幸福となりうるのか・・・
はなはだ疑問ですし、この映画の親達に共感しました!!
っていうのはチョット危ないかもしれない。

ただ、実際我が子が・・・・となった時に
果たして私自身が冷静に、客観的に、まっとうな
答えを出せるのか、わからないです。

我が子が、何年にも渡り自宅の二階に
女性を監禁していても「気が付かなかった・・・」

子供が万引きをしても、「商品代を払えばいいでしょ!」と
親が逆切れする

そんなご時世です。

殺人を犯したのは、子供達の誰か、または全員・・・。
最後まで、誰が殺したのか、親たちはそれを
ハッキリとはさせないまま動きます。
知りたくない、我が子ではないと信じる余地を残しておきたい
・・・という親の心理からでしょうか。

ありえないほど「愚かな親」の姿と、
実は親の愚かさを見透かしてる
「無邪気なんかじゃない子供」の姿・・・から、
幸せって何だろう・・・そんな事を考えました。

この映画で起きた出来事も、もしかしたら、現実にどこかで
起きているかもしれない。そんな風にも感じました。

それにしても、公開されたのが受験シーズンというのが
実にブラックです。