こんにちは!

 

あなたの「ええもん」を

探して育てる専門家

 

「ええもん発掘・育成パートナー」

ハラユキヒコです

 


新年度が始まって2週間余り、

多くの企業では

「新入社員研修」の時期ですね


私も前職企業で総務課長を務めていたころ、

毎年この時期には

新入社員を相手に

研修講師を務めていました

新入社員以外の方々も

様々な研修やセミナーを

受けることが多いと思います


私は研修・セミナー講師を

仕事の1つにしていることもあり、

受講者がどのような想いで

研修やセミナーに参加しているのかを

つぶさに観察しています

上司から

「研修を受けてこい!」

と命令されて、

しぶしぶ受講する人もいれば、


目的意識に満ちて、

目を輝かせて

受講する人もいます



私の研修やセミナーでは、

受講者には講義のはじめに

必ず「今日の目的」を

レジュメに書いてもらうようにしています

 


例えば
「補助金申請に使う事業計画の構成を知りたい」
「採用するときの注意点を学んで帰る」
「繁盛しているお店のリーダーの特徴を知りたい」など


それぞれの目的意識を

明確にしてもらうことが狙いです


実は、

 

 

この受講目的を明確にして受講する場合と、

そうでない場合とでは、

受講後のアウトプットが全く異なります



受講目的が明確な場合は、

その目的にかなった

アウトプットができるようになりますが、


受講目的が明確でない場合は、

ただ漫然と話を聴いて

「ああ、いい話だったなぁ…」

で終わります
その後のアウトプットは

ほとんどの場合「ゼロ」です



アウトプットがゼロの場合、

私が経営者ならばその受講者に対して、

このようなニュアンスで

叱責するでしょうね…



「Youは何しにセミナーに行った?」



たとえ上司から「強制的に」

命じられたとしても、

その研修やセミナーのなかから

学ぶべきことがあるはずです

 


研修・セミナー講師の立場から言えば、

 

「たった1つでもいいから、

 ご自身の仕事に活用できることを

 持ち帰ってほしい」


そう思って、私は毎回登壇しています


受講者様がご自身で

目的を明確にできているならば、

それでOK


明確にできない人のために、

私は講義の中で
「これだけはしっかり持ち帰ってくださいね」

と伝えるようにしています


経営者の立場で見れば、

社員に研修やセミナーを受講させるには、

それなりの時間と労力・コストが発生します

 


国や都道府県の助成金を活用して、

後日費用が補填されるケースもありますが、

 

そうでなければ、

それらのコストは100%会社が負担します

 


そうした教育機会を与えたにもかかわらず、

入社3カ月後に

「退職させてください」

なんて言われたら

全く目が当てられません


これが複数ならば、

相当な金額のロスにつながります

一方、受講する側にも

ちゃんとした目的を持って、

能動的に受講するという意識改革が必要です


「上司がうるさいから、いやいや受講する」

くらいなら、

受講しないほうがマシです


講師の立場から言えば、

そのような受講者は来てほしくありません

 

また受講者自身も

そこまで暇じゃないでしょうから...


自分自身で目的を明確にできないならば、

そこは上司がしっかり目的を持たせる

指導をする役割が生まれます


誰にとっても、

研修やセミナーに係る時間やコストは

かけがえのない貴重なものです

 


それらを「ドブに捨てる」ことに

ならないように、

限りある経営資源を

大切にしたいものです


さて、あなたの会社や組織では、

研修やセミナーの受講に対する

意識づけがはっきりなされていますか?


今日も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました