皆さん、こんにちは!

 

相手の良いところを

「探して育てる」専門家

中小企業診断士・社会保険労務士の

ハラユキヒコです

 

 

 

前号のブログを書いているうちに

「これって当てはまるやん!」と

ふと思い出したことがありました

 

 

今回はそのことについて

前号の続編として書いてみます

 

 

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前号では最新技術とどう向き合うか

というテーマで

 

「道具は使っても使われるな!」

というコンセプトをお伝えしました

 

少し視点を変えれば

「手段と目的の違い」でもあります

 

「道具を使う」ことが目的ではなく、

道具を使って

「何かをする」ことが目的であり、

あくまで道具は

「そのための手段」にしか過ぎない

 

 

このことは最新技術にだけに限らず

いろいろなところで該当します

 

 

私が昨日のブログを書きながら

思い出したことは

会社員時代に私が後輩たちから

よく相談を受けていたこと

 

 

それは

 

 

「原さん、英語を勉強しようと思ったら

 どうすればいいのですか?」

 

という相談

 

 

結論を先に言えば

英語という道具を使いこなせることは

とても大きな強みになります

 

しかし、残念ながら

それだけでは世の中を

勝ち抜くことはできません

 

 

会社員になりたての頃の

私自身がそうでした

 

 

当時、会社そのものが

グローバル化を積極的に

推進していたこともあり、

 

私は

「外国語ができること=出世の早道」

と勝手に思い込んでいました

 

今から思えば

外国語大学出身の私は

天狗になっていたんでしょうね…

 

 

しかし、

世の中はそう甘くない

 

 

私が海外事業場への研修制度に

応募したときの人事面接で

厚い壁に突き返されました

 

 

その時に人事担当役員から言われた

「ある一言」を

今でもはっきり覚えています

 

 

その言葉とは

 

 

「英語を使えることはとても優秀だ。

 そこで聞きたいのだが、

 原君は英語で何ができますか?」

 

私は面食らってしまって

答えに窮してしまいました

 

 

若かったんですね…

 

 

当然、結果はアウト!

 

 

海外事業場に行くのは

「英語を勉強する」のではなく

「仕事をする」のが第一義

 

今から思えば

当たり前の話なのですが

 

当時「天狗になっていた私」には

全く見えていなかったのでした

 

 

この経験から

先ほどのような相談を受けた時に

私が後輩にアドバイスしていたことは

私が面接時に投げかけられた質問そのもの

 

 

「英語を勉強することはとても素晴らしい。

 で、あなたは英語で何をしたいの?」

 

 

日本人が海外留学しても

期待されているような成果を

あげられる人が決して多くないのは


おそらく、

この目的意識のズレが

大きく影響しているんだろうと思います

 

 

単に海外で生活したい

英語を話したい、

英語が上手くなりたい、だけではなく

  • 海外で会社を興したい
  • ハリウッド俳優と通訳なしで会話したい
  • 外国人の恋人に巡り会いたい
  • 外国語の歌を歌えるようになりたい

などの強い動機=目的がなければ

成就しません

 

 

 

最近の大学入試問題でも

単純な和文英訳ではなく、

 

英語の授業をリスニングさせて、

それをもとに自分の意見を

英語で述べる形式に変わってきています

 

これに対応するためには

英語「を」勉強するだけでは不十分で、

英語「で」授業を受けて

英語「で」意見を述べる

論理性や説得力が問われます

 

採点されるのは

論理性や説得力がメインであり、

英語はあくまで自分の考えを伝える

道具=手段でしかありません

 

 

だから、私は後輩たちにも

よく言っています

 

 

「外国語を使っても、

 外国語に使われるな!」

 

 

皆さんはどう感じられましたか?

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました