皆さん、こんにちは!

 

相手の良いところを

「探して育てる」専門家

中小企業診断士・社会保険労務士の

ハラユキヒコです

 

 

昨今のビジネスの世界では

「答えのない課題」に対する

解決策を考えて実行する能力が

求められています

 

コンサルティングの世界では

「ソリューション・スキル」

というような言葉を当てる

ことが多くあります

 

 

私はカタカナ言葉を

できるだけ使いたくないので

「課題(問題)解決力」

という日本語で表現します

 

 

このブログでも

何度か書いてきた記憶がありますが、

 

 

 

1つの課題に対する

対応策は必ずしも

1つだけとは限りません

 

 

 

山を登るルートは四方八方から

考えられますし、

 

地方から東京に上京する方法は

鉄道・車・飛行機・船舶など

いろいろ考えられます

 

それこそ、江戸時代までは

東海道や中山道を

徒歩で移動していたので

現在であっても選択肢の1つに

なり得るかもしれません

 

 

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昨日お会いした支援先の

社長(=A社長)と話をしていて、

とても印象的な一言がありました

 

 

それは

 

 

「対応策の引き出しが多いと

 相手の信頼度が高まる」

 

 

この会社は

防水・止水工事関連の建設業で、

建物や屋根の防水・止水に関する

対応をされている会社です

 

防水・止水工事の

「技術」はもちろんですが、

「材料」にもこだわって

依頼者のご要望に対応しています

 

A社長がおっしゃるには

 

 

工事の「技術」が優れている会社は

星の数ほどいて、競争が激しい

 

しかし、

材料選定からこだわっている

しかも、

良質な材料を仕入れることができる

工事業者は意外に少ない

 

 

…のだそうです

 

 

だから、この会社では

 

「この状態であれば、

 ○○の材料を使って

 ○○の工法で対処できる」

 

というように、

単なる工法だけで勝負する企業との競争から

一歩抜きん出る商談が可能です

 

A社長の言葉を借りると

「材料選定」という引き出しがあり、

その材料を確実に入手できるルートがある

という強みがある、と言えます

 

 

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私が経営相談の場で

こだわっていることの1つは

 

「3つの選択肢を示せるように

 いろいろな視点で考える」ことです

 

 

場合によっては4つになったり

5つになったりすることもありますが、

 

1つだけしか解決策を

示すことができない状態は

避けようとしています

 

 

それだけ頭を柔らかくして考え、

いろいろな角度から見つめ、

相手が選びやすい方法を提示する

 

これが私のこだわりです

 

 

そのためには

 

 

「いろいろな

 引き出しを

 持っておくこと」

 

これが欠かせません

 

 

だからといって

選択肢が

あまりにも多すぎると

相手が逆に混乱してしまう

ことがあります

 

 

相手の選びやすさを

優先して考えると

3つくらいがちょうどいい

塩梅なのかもしれません

 

 

 

皆さんも

「3つの引き出し」

常に準備できるような

ものの考え方を

目指してみませんか?

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました