皆さん、こんにちは!

 

相手の良いところを

「探して育てる」専門家

中小企業診断士・社会保険労務士の

ハラユキヒコです

 

 

 

今年もいよいよ

梅雨明けがもうすぐ見えてきそうな

気候になってきました

 

先週末から今週初めにかけては

梅雨末期の大雨や雷雨が

全国各地で相次ぎました

 

私が拠点にしている

京都府南部も

月曜日の午後に、

突然の雷雨が降り出し、

室内でいても雨音が響くくらい

びっくりするような状態でした

 

中には九州北部のように

大規模な浸水に見舞われた地域も…

 

被災された皆様へ

心からお見舞い申し上げます

 

 

 

そんな雨が降った後は

綺麗な晴れ間が待っています

 

 

「雨降って地固まる」と言われるくらい、

人間関係にも「一定の雨」は

必要なのかもしれません

 

 

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先日、商工会の経営支援課長に同行して

今後新たに支援することになる事業者様を

訪問しました

 

 

今回の事業者様は

襖や壁紙を作っておられる

製造業の会社

 

経営者は70歳代半ばで

次世代に事業を譲ることを

考えておられます

 

 

一方、ご子息は40歳代半ば、

この会社から近いところで

織布を作っている会社を営んでいます

 

 

ご子息の会社で作った織布を材料に、

お父様の会社で接着・加工して

襖紙・壁紙に仕上げていくという

分業体制をとっておられる、

という事業関係にあります

 

 

この2つの会社を1つにまとめ、

ご子息が次期社長として

全体を統括する体制を整えていく

 

 

 

これがこの会社の

「あるべき姿」です

 

 

しかし、言葉で表すのは簡単ですが

現実はそう簡単ではありません

 

 

お父様の想いと

ご子息の想いとが時には衝突し、

親子間での言い争いに

なることもあります

 

 

今回、私たちが訪問した時も

親子の間で話が噛み合わずに

言い争いになってしまった

場面がありました

 

 

 

しかし、

第三者的にみていた私の目には

 

この言い争いは

「会社を強くしていこう」という

想いがお互いにあり、

目指している方向は全く同じ

 

 

登山に喩えれば

東側から登るか、西ルートで登るかの

違いであり、

頂上に登るという目的は

ブレていません

 

 

これまで

親子の間でこんなに真剣に

会社のことを語り合った機会は

おそらくなかったかもしれません

 

 

今回の事業承継を機に

親子で

「雨を降らせて地盤を固める」

ことを経験すれば

良い結果になる

 

 

私には

感覚的にそのような予感を覚えました

 

 

お父様はご子息の考え方を認めつつも、

「もっとしっかりしてほしい」という親心があり、

 

ご子息はお父様が30年以上経営者として

会社を続けてこられたことを認めつつも、

お父様世代の古いやり方を変えていきたい、

という改革意欲が強い

 

 

決して、

お互いに罵り合うような

関係ではなかったのが

私の予感の根拠です

 

 

きっとこの会社は

1つにまとまれば

本当に強い会社になる

 

その成長過程に関わることができれば

私の仕事のやりがいも強くなる

 

 

文字通り

「雨降って地固まる」状態になるよう

これからの展開を支えていきます

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました