皆さん、こんにちは!

 

相手の良いところを

「探して育てる」専門家

中小企業診断士・社会保険労務士の

ハラユキヒコです。

 

 

 

今回は、結構イラっときています!

 

少し愚痴っぽくなりますが、

私のストレス解消手段として

受け止めてください

 

大変申し訳ありませんが

ご勘弁ください

 

 

************************

 

先日、行政からの仕事で

某所へ出向いて

経営者への事前ヒアリングを行いました

 

 

今回出向いた先は医療法人

 

とあるショッピングモールに

テナントとして入っている

クリニックです

 

 

相手は私とほぼ同い年(と思われる)の

女性理事長

 

 

今回、先方を訪問した趣旨を

この理事長に説明すると

開口一番、こんなセリフが出てきました

 

 

「あなた方に私たちの医療の仕事の

 何がわかるのでしょうか?

 それで経営コンサルって

 おかしくないですか?」

 

 

おっ? 宣戦布告か?

 

 

"あんたが経営コンサルしてくれって

 行政に申し込んできたんじゃないか?

 何言ってんだ?"

 

…と心に思ったものの、

そこは大人の対応で

 

 

まぁ、いきなり来たコンサルに

全てわかるわけないだろ?

と正直に言ってくれたと

ポジティブに解釈して話を進めました

 

 

普段、私が行なっている

行政(=京都府)がらみの経営コンサルは

商工会・商工会議所と金融機関を伴って

3者1チームで事業者と向き合います

 

しかし、今回の案件には

商工会は全く接点がありませんでした

つまり、会員事業者ではなかったのです

 

 

それゆえに、この理事長は

 

「なぜこのクリニックのコンサルに

 商工会が入るのか、

 理由を説明してください」

 

と聞いてきました

 

ある意味、ど定番の質問だったので

 

「金融機関だけでは解決できない課題を

 商工会がフォローする役回りがあります。

 例えば、都道府県や市町村からの支援策や

 補助金・助成金の紹介、申請フォローなど

 お役に立てることがあると思いますよ」

 

と柔らかく回答したものの

 

「それで、どんなご提案をもらえるのですか?」

とカウンターパンチ

 

 

こっちも負けてられないので、

そう簡単に手の内を明かすわけにもいかず、

 

「それはいろいろお話を伺わないと

 なんとも言えません。

 通り一遍な話をしても

 理事長さんには通じないでしょうからね」

 

と少し皮肉を込めて返しました

 

 

この対応が良いかどうかは

賛否分かれるところかもしれません

 

 

それでも、この理事長は

なかなか首を縦に振ろうとはせず、

少し眉間に皺を寄せた表情で

じっと押し黙っていました

 

 

1分ほど沈黙があった後、

 

「確かに、商工会がどこまで

 お宅のクリニック様に刺さる話が

 できるかどうかはわかりません

 

 しかし、金融機関から聞くことができない

 客観的な視点で見て、

 このクリニックをもっと良くするために

 どうすれば良いのかを一緒に

 考えることはできます。

 

 それでも商工会が入ることに

 ご納得がいかないならば

 この話はやめましょう」

 

 

いろいろやりとりした後、

最終的には過去3期分の決算書を

見せていただくことには了解してくださり、

その場でお預かりすることになりました

 

 

この理事長は

終始、こちらの話を素直に聴こうとする

姿勢を見せてくださいませんでした

 

 

最初にかまされた

「あんたたちに何がわかるのよ?」

という姿勢が見え見え

 

 

そりゃ、

こっちもスーパーマンじゃないし、

1回のヒアリングだけで

全てわかるわけじゃない

 

確かに医療業務のプロではないが、

経営のプロとしての視点で

向き合うしかないだろうなぁ…

 

 

相手が素直にこちらの話を

聴こうとしないなら、

こちらもそれなりの対応にとどめる

 

深入りする必要はない

 

「このクリニックを

 なんとしてでも立て直そう!」

 

そんな気持ちが

微塵も感じられなかったのは

ある意味、非常に残念です

 

 

 

申し訳ないけど、

このクリニックには

必要最低限の話しかすることなく

さようならすることになるでしょう

 

 

こっちも暇じゃないんだから!

 

 

私たち金融・経営一体型支援チームの

助けを待っている素直な事業者は山ほどいる

 

待っている人たちの元へ

早く駆けつけてあげるためにも

この厄介な行政の仕事は

さっさと済ませて、次に進もう!

 

 

ヒアリングに同行してくれた

金融機関の人にも

私のスタンスを話したところ

 

「それでいいと思います」

 

と了解をもらいました

 

 

一方で、商工会に関しては

ここまで馬鹿にされながら

支援員をチームに参画させることに

私は抵抗感があったので

事務局長に対応を相談しました

 

 

結論、今回は支援員を

参画させないことにしました

 

 

 

支援員だって忙しいんだ!

こんな「ひねくれ者理事長」に

お付き合いさせる時間はない!


 

ましてや、

会員事業者じゃないんだから!

 

 

こういう時こそ

「相互主義」で向き合う

必要があるんじゃないでしょうか

 

 

「謙虚にして驕らず」

 

これは京セラ創業者の

稲盛和夫さんの座右の銘です

 

 

稲盛さんの爪の垢でも煎じて

この理事長に飲ませたい

 

 

そんな気持ちでいっぱいです

 

 

…で、結局、どう片付けようか?

 

 

月末までには

片付けよう!

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました