こんにちは!

 

後半人生の「財宝(たから)探し」をサポートする「ヤングシニア起業」の専門家、ハラユキヒコです。

 

今日はヤングシニアの皆さんにとって、ちょっと耳の痛い話をします。

 

ヤングシニアの皆さんが陥りがちな「罠」は「おごり」です。

 

人生経験が豊かで、多種多様な引き出しを持っていることはとても素晴らしい強みになります。しかし、それを勘違いしてしまうと、大きな「凶器」にもなってしまいます。

 

その際たるものが「マウンティング」

 

わかりやすい言葉で言えば、「俺の若い時はなぁ…」で始まる自慢話。

経験を語ることと自慢話をすることとは全く意味が違います。

これを履き違えて嫌われるヤングシニアが少なくないのが事実です。

 

もちろん、相手が聞きたいのであれば別ですが、多くの場合は「聞きたくもない自慢話を聞かされることが苦痛で嫌気がさす」のではないでしょうか。

若い世代が会社の飲み会を嫌う理由の1つはここにあります。

 

自分の経験を大いに語り、それが相手の何かに刺さるものであればとても意味があります。しかし、単なる武勇伝であったり、考えを押し付けるだけの説教だったら、若い人たちから疎まれる一方です。

 

この点はボク自身も気をつけなければならないことだと戒めています。

 

ボクも、以前は子供たちに英語の勉強の仕方を「教える」といいながら、いつの間にか「自慢話をして」しまっていました。結局、子供たちにはボクの言い分が通じずに、塾で英語を教わる羽目になってしまいました。

 

ボクが英語を勉強していた時の環境と、子供たちを取り巻く環境とが全く違っていることを考えずに、一方的にボクのやり方ばかり話していたんですね…。

 

若い人には若い人の世界や環境があり、それにマッチする方法を一緒に考えてあげるスタンスが必要だったんです。子供たちには申し訳ないことをしてしまいました。

 

こうした失敗の経験をもとに、1つのヒントとして、相手に「ヒントを与える」ことにとどめておくことが、ヤングシニア起業では必要です。特に、ご自身の経験をもとにしたコンサルティングや専門技術サービスを事業としたい人には必須です。

 

ヤングシニア起業家の皆さん、相手はあなたの武勇伝を聞きたいのではありません。

あなたから「ヒントをもらいたい」のです。答えを自分で見つけたいのです。

あなたが答えを言ってしまっては絶対にNGです。

 

それは「老害」以外の何物でもありません。

 

論語では「六十にして耳順(したが)う」と諭しています。

つまり、耳に入ってくる言葉を素直に受け入れる、という話です。

自分の言葉を押し付けるのは論外、むしろ、相手の言葉を素直に受け入れるくらいの度量が必要、とさえ教えています。

 

ヤングシニア起業で成功するにはそのような素直さ・謙虚さを持つことが欠かせません。ボク自身もそうありたいと、このブログを書きながら言い聞かせています。

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

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