こんばんは!
後半人生の「財宝(たから)探し」をサポートする
「ヤングシニア起業」の専門家、ハラユキヒコです。
ボクがいる奈良近辺は季節外れの暖かさでした。
最高気温が20度を超えたようで、ミズノ・ブレスサーモアンダーを着ていたために、ちょっと暑く感じるくらいの陽気でした。薄手のブレスサーモだったのですが、それでも暑かったですね…。
そんな中、ボクはちょっと熱くなりすぎて、失敗をやらかしてしまいました。その失敗談をネタに、今日のブログ記事を書いてみます。
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今日、あるご相談者に対して、先輩相談員と一緒に対応しました。
ご相談に来られたのは50歳代の男性。この男性本人の相談かと思いきや、相談内容は本人のお嬢様の件でした。
お嬢様が開業されるので、その手続きについて教えてほしいという話だったのですが、当のお嬢様本人は相談に同席していませんでした。
話を聴くと、2年前に一度、お嬢様の開業についての相談に来られていたようなのですが、もう一度仕切り直しで開業手続きを教えてほしいというご要望。
来られた男性の名刺を見ると、某社の専務取締役。
曲がりなりにも組織の幹部で、経営知識に関しては相当の知識があるはずだと思って、こちらは身構えていました。
お嬢様はネット販売のビジネスを立ち上げようとしていて、個人事業主として開業を考えておられるとのことだったので、手続きだけの話をすれば、開業届と青色申告商人申請書を所轄の税務署に出し、個人事業開始等申告書を都道府県税事務所を出せば完了です。
話を初めて聴くわけではなく、2年前にも同じ話を聴いていたはずなのに、今更… 。
開業する本人は来ておらず、いい歳をした親が本人の代わりに2年前と同じことを聞きにきている。
しかも、親は会社役員。
おまけに、開業届を誰かに書いてもらって、経理処理も全部友人から教えてもらって丸投げしようとしている…。
あまりに情けなくなって、ボクは思わず質問してしまいました。ちょっと感情を害するかも、と思ったので、クッション枕詞を使って質問しました。
「○○さん、怒らないで聴いていただけますか? そもそも、今回お嬢様は個人事業主として開業されて、何を達成したいのでしょうか? 大変失礼で申し訳ないのですが、お嬢様が開業される目的が全く私には見えてきません…」
この質問をして空気が一気に険悪になってしまいました。
さらに
「確定申告の時には必要書類を揃えなければなりません。それらの書類は市販のソフトを使って入力するだけでOKです。できれば、入力を他人に頼むのではなく、お嬢様ご自身が手掛けられるのが望ましいです。お嬢様ご自身が経営者として、自分の経営状況を自分の目で確かめるきっかけにもなります。何から何まで他人に頼ってしまうのは、コストも高くつきますし、ご本人のためにもなりません」
と火に油を注ぐようなことを言ってしまいました。
さすがに相手がカチンときて
「あんたたちにそこまで言われる筋合いはありません! 今日は、開業するためにどんな手続きが必要なのかを教えてもらいにきたのに、子供のことをそこまで馬鹿にするのか? あんたがたは!」
キレられました…。
加えて先輩が、こう付け加えました。
「青色申告をするなら、簿記の基本くらいはご本人が勉強しておく必要があると思いますよ。何も専門的なことまで知る必要はありません。書店で売っている「簿記の基本」などの本に書かれている内容を理解すれば十分です。」
これがまたさらに相手の感情を逆撫したようで
「なんで娘が、そこまで勉強せぇと言われなあかんのですか? 娘に対して失礼やないか! ふざけるな!」
さらに逆ギレされました…。
経営者になるのに当たり前のことを言ったつもりだったのが、逆ギレされるのは初めての体験でした。
結局は、こちらの言葉が過ぎたことを謝罪して矛を収めてもらいましたが、この開業がうまくいくとは到底思えません。
本人にやる気があれば、自分で進んで勉強するでしょうし、第一にこの相談の場にいて然るべきです。
開業するのは親でも、ボクらでもなく、お嬢様本人なのですから。
多分、ご相談者はお嬢様のことが可愛くて仕方がないのでしょうね…。 親心は理解できますが、それと経営者になることとは全く次元が違う話です。
甘えさせるのもいい加減にしてほしい!
そう言いたかったのですが、さすがにそこまでは言えませんでした。
ここがボクの中途半端なところなのかもしれません。
ちなみに、この一件が終わった後に、別の親子が同じように子供の創業の相談に来られましたが、びっくりするくらいに子供がしっかりしていました。
1日の中で、こうもギャップの大きい親子の違いを見るのも珍しいなぁ…と思い返しながら、帰路につきました。
今日は日記調に終わりましたが、
あなたはどのような1日を過ごされましたか?
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。