こんにちは!

『ホワイト企業創造サポーター』のハラユキヒコです。

 

ボクの健康経営コンサルティングの内容では、心身の健康(カラダの健康・ココロの健康)以外に、考え方・行動の健康(シコウの健康)を加えています。

 

コンピュータで例えれば、心身の健康は「OS」に当たる土台のようなもの。OSによって起動するソフトウエア・アプリケーションが優れたものでなければ、良いコンピュータとは言えません。

 

ボクのコンサルも、単に「心身の健康を大事にしましょう」というだけの健康コンサルとは一線を画し、もう一歩踏み込んだ「ちょっとおせっかい」なことをやっています。

 

今回はその中で「核」となるような考えについて書いてみます。

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「シコウの健康」で目指すところは、

  • 自立型人財になること
  • 生産性の高い仕事ができる人財になること
  • 成果にこだわる人財になること
の3つと自分なりに定義しています。
この中でも「自立型人財」を特に重視しています。
 
実は、他人から「自立型人財」と評価される人たちがやっている思考トレーニング法が2つあります。おそらく、最初は意識的にやっていたのでしょうが、それが習慣化して無意識のうちにやるように変わってきているかもしれません。
 
最初のトレーニング法は
 
「インプットしたことを「自分の言葉」に翻訳してアウトプットしている」ことです。
 
自律的人材と言われている人は、インプットしたことを必ず「自分のサイズに落とし込んで」アウトプットしています。例えば、ある本を読んで、印象に残ったことをそのままの言葉で伝えるのではなく、「自分の言葉に置き換えて」アウトプットしています。
 
書評を書く、Youtubeで話す、ポイントを書き出す
いろいろ方法があるのですが、ボクが思う最高の方法は「他人にわかりやすく説明する」ことだと思います。
 
 
 
ボクが前職企業で総務課長をやっていた時、現役社員が病気で亡くなるという悲しい出来事がありました。
 
お通夜やお葬式が終わり、少し落ち着いた頃にご遺族と面談して、会社としての対応・手続きをします。その中で、遺族年金の話が出てきます。
 
国の遺族年金制度の話をご遺族にわかりやすく説明するには、難解な法律用語や複雑な制度を自分の言葉に噛み砕いて説明することが避けられません。
 
例えば、
 
「ご遺族がもらえるお金には、大きく分けて、国からもらえるお金、生命保険会社からもらえるお金、会社からもらえるお金の3つがあります。」
「そのうち、国からもらえるお金は、誰もが同じくもらえる部分と、ご主人がサラリーマンだったことでもらえる部分の2本立てで成り立っています。誰もが同じくもらえる部分は…。サラリーマンだったことでもらえる部分は…。」
 
…というように説明してみるとわかりやすいですね。
 
これを受験勉強用テキストのまま、「知識詰め込み式」で伝えてしまうと、専門用語のオンパレードで、ご遺族は5秒で話を聞かなくなります。
余談ですが、ボクが社労士試験の勉強をしている時、老齢基礎年金・老齢厚生年金の仕組みについて、ボクの奥さんに説明することを何度かやっていました。
 
奥さんの評価は、最初は「何が何だかさっぱりわからない」とケチョンケチョンショボーンショボーンショボーンでしたが、試験直前期は「まあ、ちょっとはわかってきたかも」ウインクウインクウインクくらいの評価でした。うーーーーん、厳しい!!!!
 
 
 
でも、これでいいんです。
 
 
 
自分ではわかったつもりでいても、他人にわかりやすく説明できなければ、それは「アウトプットの質が悪い」と判断して良いでしょう。裸の王様にならずに済んだことで、奥さんには感謝です。
 
 
 
アウトプットの質をあげるならば、
「自分の言葉に翻訳して、他人にわかりやすく説明する」
ことを欠かさずにやってみましょう。
 
 
 
 
あなたが管理職の立場で、部下のアウトプットを鍛えたいという悩みを抱えているならば
 
「それって、どういうこと? 私が小学校5年生の子供だと思って説明してみて。」
 
という質問を投げてみてください。
部下は自分の頭の中で、一生懸命にわかりやすい言葉を探し始めます。それが大事なのです!!!!!
 
 
 
 
実は、自立型人財はこの逆のこともやっています。
一体どんなことでしょうか?
 
このことは「2つ目のトレーニング」として、次号で書いてみます。お楽しみに!
 
 
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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