中島みゆきさんの名曲「糸」の歌詞にある”仕合わせ”という言葉は皆さんご存知ですか
私自身は、ずっとこちらの”幸せ”という方を思い浮かべていたのですが、最近やっと気づきました
この「糸」という曲は、TBS系テレビドラマの『聖者の行進』の主題歌に起用されていた曲になります。
30代の私は懐かしい!!という印象の、いしだ壱成さん主演のドラマです
放送は1998年なので、なんと20年前なんですね
なぜ20年前に起用されていた「糸」が気になったかというと、
比較的歌いやすい楽曲なためか、カラオケで歌う人が多く最近よく耳にするからです
また、心に響くメロディーと歌詞なので、これからの卒業シーズンにむけて
「卒業ソング」としても歌いたいなという印象を持ちました
そして、冒頭でお話したとおり「仕合わせ」という歌詞がすごく気になってしまいました
ということで、歌詞の解釈を書いてみたいと思います
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中島みゆき 「糸」
なぜめぐり逢うのかを
私たちはなにも知らない
いつめぐり逢うのかを
私たちはいつも知らない
どこにいたの生きてきたの
遠い空の下ふたつの物語
この部分は誰でも共感できる歌詞ではないでしょうか
私自身は大切な家族や仕事仲間なんかを思い出しました
ご縁をたどっていくと、あの時あの場所に居合わせなければ、
出会わなかったということも案外多いです
中島みゆきさんの意図している意味とちょっと違うかもですが、
これからの出会いも期待できそうな歌詞だなとも感じます
縦の糸はあなた横の糸は私
織りなす布はいつか誰かを
暖めうるかもしれない
「糸=人生」と読みかえて、私自身は解釈をしました
それぞれの人生で積んできた、経験や体験、能力など
人の魅力が合わさったと時に、誰かの希望になったり、
あらたな価値を生み出す可能性がるという、
”人”の強さを感じますね
なぜ生きてゆくのかを
迷った日の跡のささくれ
夢追いかけ走って ころんだ日の跡のささくれ
こんな糸がなんになるの心許なくて
ふるえてた風の中
人生山あり谷ありと考えるとこの歌詞は谷の部分にあたりますね
誰しも”何のために?”と人生を考える場面があるのではないでしょうか
人生の中で壁にぶち当たっているような場面かもしれません
縦の糸はあなた横の糸は私
織りなす布はいつか誰かの
傷をかばうかもしれない
人生壁にぶち上がるような経験も誰かの
役に立つような経験になるよという
前向きさを感じる歌詞だなと思いました
縦の糸はあなた横の糸は私
逢うべき糸に出逢えることを
人は仕合わせと呼びます
「仕合わせ」には”幸せ”という意味と、
”めぐり合わせ”という意味があるそうです。
この歌詞を読んで思ったことは、
幸せは誰かと共有して分かち合うものなんだなと
そして、出会えたこと自体が奇跡で幸せなことなんだと、
当たり前なことの大切さを思い出しました
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もともとこの曲は結婚する友人向けにつくられたそうです
結婚式だけでなく、出会いと別れのある卒業ソングや
大切な方へ贈る歌としてもいいかなと思いました
カラオケでも歌いやすい曲で、男性女性問で歌われています。
年代も関係なく歌える曲なので、
ぜひ歌っチャレンジしてみたいですね