「アンチエイジング」と「エイジングケア」
さっそく2つの違いについて確認しましょう。間違って理解していた人はいないでしょうか。
【アンチエイジングとは?】
アンチエイジングの「エイジング」は「老化」を意味します
年齢に負けずにずっと若々しくいるための行為に対してアンチエイジングという言葉が使われています
一方 エイジングケアは「老化をケアする」ということですから老化しないためのお手入れ 老化を防ぐ行為として使われると考えておけば良いでしょう
アンチエイジングとエイジングケアの違いとは
アンチエイジングとエイジングケアについての説明を読んだ人は アンチエイジングもエイジングケアも大きな違いがないということに気づいたと思います
ただ どちらかというとアンチエイジングの方が、より強力な印象を受けるという人が多いかもしれませんね
実はエイジングケアというのは 広告表示のために生まれた言葉だと言われています
化粧品や医薬品のルールを定める薬事法において、化粧品にアンチエイジングという言葉を使うことが禁止されているため、それに代わる言葉としてエイジングケアという言葉が登場したとされているのです
「エイジング(老化)」の原因とは?
アンチエイジング・エイジングケアがわかったところで ここからはなぜ人間は老化するのか?
その原因についてお話ししていこうと思います
【・その①-活性酸素の増加】
老化の原因の1つめは活性酸素の増加です
活性酸素というのは 酸化させる力が非常に強い酸素のことです
何となく活性酸素が悪いものというイメージを抱いている人は多いかもしれませんが もともと活性酸素は私たちの体に必要なもの
強い殺菌作用をもっていて体内に侵入した細菌などをやっつけてくれるうえ 酵素の働きを助ける役割も持っていますから 健康な体を維持するためには活性酸素が必要不可欠なのです
私たちは呼吸でとり入れた酸素のうち 2%程度を活性酸素に変えているとも言われています
ところが この活性酸素も増えすぎるとそのパワーが強すぎるゆえ 今度は細胞にまでダメージを与えてしまうのです
活性酸素が増えすぎると細胞の老化が進んでしまう いわゆる「体がサビた」状態になってしまうのです
【その②-コラーゲンの減少】
2つめの原因はコラーゲンの減少
私たちの肌の内部には肌のハリや潤いを守るコラーゲンがありますが、どうしても年齢によってコラーゲンが減少してきてしまいます
そうなると風船がしぼむように肌のハリや弾力が失われ、たるみやシワが出てしまうのです
若い頃に紫外線を多く浴びる 過度なダイエットの繰り返し 食生活の偏りなどがある人は その分将来コラーゲン減少が早まる可能性も指摘されているので 注意しておく必要がありそうですね
【その③-ターンオーバー周期の乱れや遅れ】
お肌の細胞が生まれ変わるサイクル“ターンオーバー”の乱れも老化の原因になります
正常なターンオーバーが繰り返されている肌は 老廃物や古い角質が適切に除去されていきます
が そのサイクルが乱れてしまうといつまでも老廃物や古い角質が肌に残った状態になるので 肌が厚くなりゴワゴワしてきます
シミやそばかす 小じわなどの肌トラブルも心配されるターンオーバーの乱れは
紫外線やストレス 間違ったスキンケア 不規則な生活などが原因になっていると言われています