早発白帝城 | ブルーの「書自由也」ブログ

早発白帝城


早発白帝城   李白

 朝辞白帝彩雲間
 千里江陵一日還
 両岸猿声啼不住
 軽舟已過万重山

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ブルーの「書自由也」ブログ-早発白帝城 半切

早(つと)に白帝城(はくていじょう)を発(はっ)す

朝(あした)に辞(じ)す白帝(はくてい)彩雲(さいうん)の間

千里(せんり)の江陵(こうりょう)一日(いちじつ)にして還(かえ)る

両岸(りょうがん)の猿声(えんせい)啼(な)いて住(や)まざるに

軽舟(けいしゅう)已(すで)に過(す)ぐ万重(ばんちょう)の山


朝早く、朝焼け雲のたなびく白帝城に別れを告げて、

千里先の江陵まで、一日で行く。

両岸の猿の声が、絶え間なく続くうちに、

(私の乗った)小舟は、いくえにも重なる山々を過ぎていった