まぁ、そこそこの時間に帰宅。

と、言うのも、明け方釣りを始めてすぐに、

船が調子悪くなったらしい。


ま、一応、ちゃんと説明していたので、

そこに嘘はないと思う。


が、真実であっても、嘘であっても。

常に「疑惑」という目と耳で、相手の話を聴く。

私も、恐らく息子も・・・そうなってしまっただろう、

と思う。


私はそこにあえて、それを「信じたふり」をして、

演技を続ける。

そして、ちゃんと普通に迎え入れる。


せめて、下の子たちには、この「疑惑」を

持ってもらいたくはない。

上の子には、間に合わなかった。

私が、彼を頼り、彼を支えにしてきた以上、

彼も粗方の話は知るはめになっている。


例え、私が全てを話さずいたとしても、

彼の年齢的に、もう難しいとは思うが・・・。

少しでも、早めてしまったのは、私がうな垂れた分。


もう少し強ければ、巻き込まずに済んだ。


けど、どっちみち・・・彼は私に問うだろう。

そして、どっちみち・・・彼は疑惑を持つだろう。

同じなんだろうけれど。


私が少し早めた。それは事実だ。


彼にも、私と同様、「何かのふり」を演じさせることには

なってしまった。

苦じゃなければいいけどね。


守るために。

傷つけたものも、守るために。


私は、私という日常を演じる。

それでいい。

時には辛い日もあるかもしれないけれど、

君たちが居てくれるのならば、

私はきっと、大丈夫だ。


きっと、大丈夫だ。