「N口行って来る。」と言う。

そこら周辺に、Sのいる店がある。

例え、違うにしても・・・。


長男らと、DVDを見ていた。

一瞬、怪訝な顔をして、私の顔を長男が見る。


そのくせ、言い出すことが、

「請求書打ってくれ。」だった。

しかも、1件は今日中に届けないとうるさいから、

何時までに打てるだなんだ。


ということは、夜中また出て行くのか。

疑心暗鬼がやってくる。


とりあえず、カウントは1時間と答えた。

私のタイピングなら、10分で終わる。

が、やる気になるまでに、数分かかる。


私は私の中の何かを押し殺す。

安定剤を入れようかと考えたが、もうこの際

リスペリドンのが早いかもしれない。


過呼吸は起こっていないが、肩で呼吸をしている。


この疑心暗鬼を持とうとする私を殺さないといけない。

私は無関心を選んだのだから。


すぐにでも、打てそうな請求書が打てない。

指も少し痙攣しだしている。


都合のいい存在か。雑務処理班か。

発狂しそうになる。

まだ、抑えないと、駄目だ。


抑えて、知らないふりして、その雑務をこなせばいい。

頭の中で、恐ろしい攻撃性の自分と戦う。


だから、仕方なしにリスペリドンを投下する。


消えろ。