昨日は一型糖尿病仲間で糖質制限仲間の加藤実絵さん(*)と一緒に欧風料理店みーしゃを訪問していました。
(真由美さんとくーちゃんも一緒)
今回の目的は2歳で一型糖尿病を発症したお子さん(Mちゃん)を持つご家族のご相談に乗る事。
和やかな雰囲気の中でお話しをさせて頂きながら、みーしゃの絶品お料理をご馳走になりましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ
(*)美身ライフナビゲーターで西東京糖尿病療養指導士の資格も持つ実絵さんは4歳の時に一型を発症して以来、何十年もこの体質と向き合ってきた大ベテラン。一型&二型を問わず病気やダイエットに悩む多くの方のアドバイザーとして活躍されています。
分からないことだらけで不安にとらわれていたご家族も、経験豊かな実絵さんの話しを聞くうちにかなり肩の力が抜けたようでした。
☆加藤実絵さんの公式ページ↓
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欧風料理店みーしゃのFBページ↓
【欧風料理店みーしゃ】の日々
欧風料理店 みーしゃ ~カウンター8席と小上がり6席の小さな店です~~フランス料理をベースとした欧風料理をどうぞ~電話:045-253-8001住 所:神奈川県横浜市南区南吉田町4-40-23 ポートハイム第五吉野町1F営業時間:17:30~0:30(ラストオーダー23:30)※昼間は、ご予約制で4名様から承ります。ご相談くださいませ。定休日 :毎週月曜日最寄り駅:市営地下鉄 吉野町駅 4番出口より徒歩3分。 京急 南太田駅より徒歩6分。※なお当店は全席禁煙とさせていただいております※
みーしゃは私がサラリーマン&独身時代から大好きで通っているお店。美味しいお料理をリーズナブルにリラックスして食べられる貴重な空間です。
水を飲む量がやたらと多くなってこれはおかしい…と発症に気付いた
Mちゃんの発病に気付いたきっかけは「水を飲む量がやたらと多くなったこと」だそうです。
最初は飲む量が少な過ぎるくらいだったのが少しずつ増えて行き…2歳児検診で相談したところ
「成長につれて飲む量が増えるのは当然」とお医者さんに言われて見逃されてしまったのだとか。
それでもさすがにこれはおかしいと別のお医者さんに連れて行ったのが昨年末の最後の診療日…そこのベテラン院長さんは問診の段階で「これは糖尿だな…」と見抜いていたそうです。
空腹時血糖値は400mg/dLを超えていて即入院。
先生には「年が明けてたら危なかったかも」と言われたとか。 検診での誤診にも、年末最終日の激混みにもめげずに診察を待ったご両親の直感に拍手ですね。
その他の症状としては…
「抱っこ、抱っこ」とねだる回数が増えたり、おしっこの臭いがおかしかったりと、後から振り返れば思い当たる事は幾つもあったそうですが、
糖尿病なんてまったく予想していない状況で気付くのは難しいよ、お医者さんだって見逃してるんだもん(;´Д`)
(いやお医者さんは気付けよ(怒))
病気になった子の親を責めるな
Mちゃんの病気が分かってから、お母さんは自分の事を責めたそうです。
「もしかしたら母乳をやめて以降、夜泣きを静めるために牛乳を飲ませていた(*)のが悪かったのか?」
「自分の遺伝子に問題があったのか?」と。
(*)これは助産師さんに勧められた方法で効果があったそうです
ちなみに「あなたが牛乳を飲ませたからじゃないの?」というセリフは何人にも言われたそうですよ…(ノД`)
ただでさえ子供が未知の病気になったと驚き、何か悪かったのでは…と自分を責めているお母さんに、更に追い打ちを掛けムチ打つような言葉を投げかけて何になるんでしょう。
素人が聞きかじりの曖昧な知識で投げる言葉は、病気だけでなく子育てに悩む両親をいろんなシーンで追い詰める事があると気付いてほしいもんです。
牛乳は1型糖尿病と関係があるのですか?
牛乳と一型糖尿病の関連は疫学的にも証明されていませんし、その関係を否定する研究報告も出ています
遺伝の件だって、その遺伝子は更に上の代から受け継いできたもので、誰か一人に責任なんて求められないのに。
子供が病気になった時に忘れていけないのは
「ご両親は何も悪くない」という事。
そして、そもそも「病気は不幸でも悪い事でもない」という事。
これは当人達だけでなく周りの人達も肝に銘じて欲しい。
一番大変な思いをし、誰よりも辛い思いをしているのが本人とご両親だという事を忘れないで欲しい。
もちろん原因を究明し有効な予防策を見つけるのは必要な事だけど、素人が憶測でご両親を責める事がその役に立つんでしょうか?
いろんな情報が飛び交っている時代、その扱いには気をつけたいもんです。
一型糖尿病だって幸せに生きられる
加藤実絵さんが4歳の時にこの病気になって以来、ご両親は本当に大変な思いをして彼女を育ててくれたそうですが、
ご両親は「もうこの子は就職したり、結婚して子供を産むなんて普通の幸せは望めないんだ…」と悲観していたそうです。
どっこいそんなご両親の心配をよそに、彼女は恋愛も結婚も出産も就職も起業もモリモリやってますよ(笑)
彼女のサイトに趣味が「食べる事」って書いてあるとおり、ふつーの女子としての楽しみを満喫しているし、
数十年間この病気で生きてきて合併症も発症せずに一病息災でやっています。
子供は親が思う以上に強い。
繰り返すけど「病気は不幸でも悪い事でもない」のです。
私は一型糖尿病になった事がきっかけで生き方を見直して、自分に全く合わないサラリーマン(エンジニア)という仕事を辞めて本当に好きな仕事に飛び込む事が出来ました。
結果として今は発症前の自分には想像も出来なかった自由で幸せな人生を生きています。
大切なのは、
病気という身体が発するメッセージや、
持って生まれた体質や、
選んで生まれてきた人生と、
どう向きあうのか。
そこから何を学び、どのような人生を生きると自分で決めるのか。
それをギフトと捉えるか災いと捉えるか。
幸せになるのも不幸になるのも自分次第です。
(おねむなくーちゃん、マスターに抱っこしてもらいました…今回も美味しいお料理を有難うございました!)
一型を分かってない糖質制限ドクター?!
あとは割愛しますが、
この夜は面白い話しが沢山飛び出しました。
かかるなら一型の患者さんをたくさん見ているお医者さんの中から探した方が、この病気の個人差の大きさや様々なケースに柔軟に対応する術を知ってる可能性が高いよ、とか。
膵島移植をやってる病院なら症例も豊富だよ、とか。
お医者さんは分かってる人、分かってくれる人をこちらが探す必要がある事や、
その患者の細かい傾向まで把握しているのは本人達なのだから、お医者さんの言いなりになるのではなく積極的に質問や要望を出していかないと誤ることがある…とか、
一型の患者さんをほとんど知らず、中途半端な知識で糖質制限ドクターを名乗り、二型の人が糖質制限でインスリンを手放せたからと一型の患者さんにインスリンを処方しようとしないお医者さんが居る…とか。
アルコール綿問題(血糖値の測定結果が狂うから使わない方が良いのか?)とか。
長年この病気やってるともう日常だから糖質制限もストイックなものから徐々にゆるくなっていくよね〜とか。
ストイックに糖質制限やり過ぎたら体質が変わってタンパク質を摂取してもガーンと血糖値が上がるようになった…とか。
いや、やっぱり同じ体質の者同士で話すと楽しいし得るものが多いな〜
(もっとそういう集まりに顔を出そうかな…)
長年この体質と付き合ってきた実絵さんは、加えてあちこちの勉強会に参加したり熱心に勉強を続けているので、まさに生き字引のような豊富な知識と、ちょっとやそっとでは折れない強さとしなやかさを持っています。
(大切なのは糖質制限する事も、食事も、インスリンを射つ事も、その原理や仕組みと、目的を見誤らない事、原理主義や宗教に走らず適切な距離感で活用する事だと思うのですが、この人はその辺よく分かってる人です)
この人の言葉に助けられる人はたくさん居ると思うので、一型のお子さんを持つ親御さんのネットワークとの交流などが生まれていくといいな〜と妄想しました。
(帰りの電車内の一コマ…この可愛い帽子も頂き物です)
(おまけ)昨日、石屋さんから大量に届いたクリスタル達とたわむれるくーちゃん。
自由に軽やかに豊かに生きると決めたあなたへのメッセージをお届けしています。
(糖質制限と直接は関係の無い話が多いですが、身体と心と家と…全て根っこは繋がっています)
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