地球温暖化とは、大気中に二酸化炭素やメタン、フロンガスなどの「温室効果ガス」が増加し、平均温度が長期的に上昇する現象をいいますが、現代は18世紀と比較して大気中の二酸化炭素量は約30倍に増加したために温度上昇を招いているがその原因は人口の増加とそれに伴うエネルギー消費の拡大とされています。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると地球平均の地上気温は20世紀中に約0.6℃上昇し、それに伴い海面水位が平均10~20cm上昇し、1990年から2100年までの地球平均地上気温の上昇幅は最大で5.8℃と予測され、北半球高緯度のほとんどの陸地は、特に冬場において過去1万年間に観測されたことがないほど急速に温暖化する可能性が高いとされています。

地球温暖化への取り組みとしては、

・様々な分野におけるエネルギー効率の改善
・再生可能エネルギーや原子力などの低排出エネルギー源の利用
・二酸化炭素の回収や貯留
・バイオマスエネルギーの利用と森林の活用

などが考えられますが、私たちのできることで考えるとすれば、
日本人の「もったいない」という考え方でまだ使えるものを使用すること。

その中で、木材の塊である古民家を解体し、廃棄し二酸化炭素を大気中に出すのではなく、再築し後世に残すことが地球環境温暖化につながります。

そういう思いで古民家鑑定書には、古民家を解体しないことにより抑制される二酸化炭素量をブナの木換算で記載しています。


2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)、京都議定書第11回締約国会議(CMP11)が開催されます。日本の新たな削減目標は2005年比で26%を2030年までに削減する計画です。




COP21情報(http://www.jccca.org/trend_world/conference_report/cop21/index.html)