古民家解體新書Ⅱの中に、坂村真民の詩を入れています。

「あとから来る者のために」

あとから来る者のために
田畑を耕し
種を用意しておくのだ
山を
川を
海を
きれいにしておくのだ
ああ
あとから来る者のために
苦労をし
我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる
なにかをしてゆくのだ

これは、坂村真民92歳の時の詩です(出展 大東出版社「坂村真民全詩集 第八巻」)

私は愛媛県松山市に住むが、隣の陶芸の町「砥部町」の坂村真民記念館でこの誌に出会った。古民家とは古い住居のことを指すが、それを保存する目的はこの誌にあるように「あとからくる者のため」=「未来の子どもたちのため」に必要なことだと感銘を受け、古民家解體新書Ⅱの巻の壱 未来の子どもたちへ残すものでこの詩を引用させていただきました。

古民家解體新書ホームページも是非ごらんください。
http://kominnkakaitai.jimdo.com