日本の住宅の55%は木造住宅であり、住宅のみならず家具や民具など幅広く多くの木材を使い生活してきました。

現在は石油を原料とする工業製品が住宅でも使用が増えてますが、依然多くの木質資源も消費しています。

木材の需要は平成25年度の林野庁、森林・林業白書によると住宅以外も合わせた国内での消費量は、昭和48年の1億1,758万立米をピークとし、幾度かのオイルショックの影響等で増減を繰り返し、平成21年が年間約6,321万立米と昭和38年以来46年ぶりの減少となったが、近年はややもちなおし年間約7,000万立米を消費しています。

日本の一人当たりの木材需要量は平成21年0.55立米で年々減少していますが、輸入材の使用割合は増加傾向にあり国内の森林資源を守るためにもっと国内の木材の使用を増やしていく必要があると思います。



日本の木材自給率は、国産材供給の減少と木材輸入の増加により、昭和30年代以降は低下を続け、
平成7年以降は20%前後で推移し、平成12年と平成14年には過去最低の18.2%となりました。世界第3位の森林国で、国土面積の⅔が森林である日本の自給率がわずか2割しかなのです。

幸い国産材の供給量は増加傾向に転じ、近年は輸入量が大きく減少したことから、木材自給率は上昇傾向で平成24年の木材自給率は前年より1.3ポイント上昇して27.9%となりました。

林野庁では木材自給率を上げる事を重要課題と位置づけて平成32年には自給率を50%としたいそうです。