愛媛県からの紹介で古民家を持たれている方が今度どうしていけば良いかとのご相談を受けお伺いしてきました。大正3年築で大正6年には前の道路の拡張により曵き家をした建物です。蔵はその後大正9年に建築されています。





小屋裏の牛梁に大工の墨書きが残っています…




屋根が一部老朽化しており雨漏りを始めていますが、元材木屋さんのお宅であり構造材などはいいものが使われており建物はまだまだ使用できますが、息子さん達は県外におられ後を引き継ぐ方がいないとのお話しでした。

蔵の屋根の状態は母屋より悪い為、古材鑑定を、そして将来的に売却をされるのならと古民家鑑定について説明してきました。息子さん達と相談されまたご連絡を頂く予定です。

昔の職人が精魂込めて建てた立派な古民家が様々な理由により壊されていきます。古民家は日本の住文化ですからなんとかそれを後世にのこして引き継いで頂けるようなお手伝いをするのが我々の仕事でもあります。



昭和30年代のテレビも残されていました…たぶん移らないでしょうがこのデザイン逆に今見ると新鮮でいいですね(ディスプレーをブラウン管の部分に入れてパソコンに改造したら面白いかもしれませんね)