今日も古民家博士シリーズです。
今日は「古民家購入時の注意」について。




読者の方の中には、「いつかは、気に入った古民家を買って暮らしてみたい」そんな夢を持っている方も多いと思います。

古民家は歴史ある建物です。
建物には通常 固定資産税という税金がかかりますが、木造家屋の場合は
建築されてから25年以上経つと、この税金がほぼ0円になります。
税金を支払わなくていいのは嬉しいことですが、
それは「不動産登記(=持ち主を法務局に届け出ること)が管理されていない」可能性があるということです。

これは、物件購入前に確認しておきたいポイントです。

不動産を購入・相続すれば登記を変更するのが一般的ですが、古民家の場合、既にお亡くなりになった方の名前で登記されたままだったり、そもそも登記がされていない=建物が存在しない!?ことになっているケースもあります。

購入のために融資を受ける場合には、自分名義へ登記を完了させないと融資を受けられないのが一般的です。亡くなった方からの登記の移転や、未登記物件を登記する際には思わぬ時間がかかるケースもあるので、安心な古民家ライフのため、早めに確認して準備をするようにしましょう。
よく判らない場合には土地家屋調査士や司法書士さんなどに相談すると安心です。