4月13日、IPCCの第5次報告書における第3作業部会の報告書が公表されました。

IPCCの報告書は、科学的な知見に基づいた報告ですが、前回より見通しは厳しくなっているのだと思います。地球の平均気温の上昇を産業革命以前に比べ2度以下に抑えるためには、2050年までに2010年比で、温室効果ガスの排出量を40-70%削減する必要があり、そのためには、電力供給に占める再生可能エネルギーや原子力発電といった、一般的に低炭素エネルギーと呼ばれるエネルギー減の割合を、現状の30%から、2050年に80%レベルまで引き上げることが必要と同報告書でまとめられました。

このIPCCの報告書と合わせたかのように日本も原子力容認に動き始めています。確かに化石燃料を使う火力発電に比べて原子力発電のほうが二酸化炭素排出量はすくないのでしょうが、地球温暖化の為に原子力発電が容認されるのは抵抗があります。もっと本当に太陽光や風力、水力などの自然エネルギーなどの再利用可能なもので日本の電気はまかなえないのでしょうか。

また、まかなう事が難しいのなら一人一人が3.11のあとの夏のように節電意識を高める事で全体の電力消費量を減らす工夫をする必要がある気がしてならないのですが…。