何が8割減かというと、Facebookの利用者のお話です。

この予測を発表したのは、米プリンストン大学の研究者2名で、研究者らは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)における利用者の動きを疫学モデルを使って分析したという。それによると、フェイスブックは今後数年で急速な衰退に見舞われる見通しであり、2017年までの間にピーク時のユーザー数の80%を失っているという結論になったそうです。

Facebookやツイッターは口コミで一気に拡がるので、伝染病の流行とパターンが似ているからしばしばバイラル(伝染性)のサービスといわれます。研究者は、微分方程式を使った伝染病感染モデルを使い、これをFacebook利用者数の推移に応用しました。

伝染病のシミュレーションは、感染した人が非感染者に出会うと一定確率で感染を引き起こすという前提で微分方程式が作られる。一方、感染者の一定割合が、時間の経過と共に治癒するので、その人は感染者ではなくなる。また感染者が増えてくると、新規の感染者の割合いも減ってくる。感染者の増加と減少の関係性によって最終的な感染者の数が決まる。

この微分方程式を解いて得られるグラフは、鋭いピークを持った形状となり、当初は一気に感染が拡大するが、感染者の増加と共に、新規感染者が減少し、治癒する人の割合いが高くなってくる。ピークを過ぎた後は、急激に感染者が減少、一定レベルまで下がると、その後はダラダラと減少していく。

この予測のポイントは、Facebookが果たして伝染病と同じパターンを示す「流行」なのか?という点に絞られる。確かにグーグルのような検索エンジンの場合、基本的なインフラになってしまい、利用者に多少不満があっても、そこからなかなか逃れられないという現実がある。Facebookがこれを避ける為にはいかにがんじがらめに利用者をして離れないように出来るかが鍵ですね。


ネタもとはこちら…
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/26/facebook-crisis_n_4667823.html