6、カーテンは取り付ける
窓の大きさに統一の基準は無いのでカーテンの大きさもまちまち、今使っているカーテンが使える可能性は低いと思っておく方がいいでしょう。また古民家の場合障子が窓にある場合にはカーテンレールが付けられていない事が多いので、カーテンレールの有無と、窓の寸法等を測って準備しておきましょう。カーテンを取り付ける為の窓の寸法の測りかた等も事前にインターネット等で調べておきます。

参考 カーテンのサイズの測りかた ニッセン http://www.nissen.co.jp/sho_item/sizeguide/curtain/

7、不要な荷物の処分と、家具の配置を決めておく
引っ越しは要らない物を処分する絶好の機会です。不要な物は運ばないように今の家にいるうちに粗大ゴミ等で処分していきましょう。粗大ゴミは1回で捨てれる量に決まりが有ったりしますので早めに準備して計画的に行ないます。直前になってしまった場合には市町村のゴミ処理場等に持ち込めば有料ですが引き取ってくれます。また不要な物を処分するには新しい住まいでの家具の配置等を決めておき入らない物は捨てる等のルールをつくることも有効です。

8、入らない家具や家電製品が無いか確認
古民家の多くは窓や玄関が広いので大きな家具が入らないというようなトラブルは少ないのですが、それでも大型家具は注意が必要です。タンス等は通常分割できるので分けて運べば入りますが、ソファーやベッドのマットレスなどは廊下の角が回らないなどで思っていた部屋に収納出来ない事もあります。家電製品の場合、冷蔵庫は大きいですがあまり重くないので大丈夫ですが、以外と手こずるのが洗濯機。特に近年多いドラム式の洗濯機は重量もあって幅も大きいので洗面所の入り口に引っかかって入らない場合もあったりします。洗面所などの入り口の幅は事前に測っておきましょう。またピアノなどの重量物を置く場合には畳等よりは板の間などの方が安定が良いですし、場合によっては床の補強等もしておく方がいいケースもありますので事前に確認しておきます。補強が必要かどうかの判断は引っ越し業者や大工さんなどに聞いておきます。

9、季節に寄る注意点
冬場と夏場での引っ越しにはそれぞれの注意点があります。引っ越しの時期のピークは新学期の始まる前の2月から3月、引っ越し自体は引っ越し業者に依頼するとして、問題は引越業者の作業を見守る段階。自分たちは作業はしていないので体を動かさないので冷えてきます。 引越ではガスも切られてしまいますので暖房にガスを使っている場合には引越作業だけでなくその日の朝から暖房が使えませんし、一番困るのがトイレ。トイレをギリギリまで使えるようにして、最後に片付けるようにトイレ用品の段ボールを用意しておきます。
夏場は逆にクーラーが始めに取り外されてしまいます。冷蔵庫も運ばれますので暑くて汗をかき水分が不足します。薄になり、タオルは必需品。水分補給をこまめに行ない脱水症状にならないように注意します。また汗をかいても洗濯機も運ばれてしまっていますので着替えも準備しておきます。

10、様々な手続きをしましょう
古民家に限らず引っ越しの際に必要な手続きは様々あるので事前に確認しておきます。

住民票の移動
住民票は「転出」と「転入」を順にそれぞれの役所(市役所など)で行う必要があります。 「転出」は引っ越しする前の住所の役所、「転入」は引っ越し後の住所の役所で行います。 書類の取り寄せなどもできるかとは思いますが、時間も手間も余計にかかるので引っ越し前に役所に行くのを忘れないようにしましょう。

運転免許書の住所変更
免許の変更は市役所でなく警察署(または運転免許センター)で行います。 こちらも変更しなくても使えますが、免許のお知らせが登録住所に届くだけでなく、各種会員登録時の身分証明に免許を使う際に、現住所が異なるとものすごく面倒です。

自動車の登録の変更はすぐには影響はありません。 税金の支払いが登録住所になるので、移動するべきなのですが、引越前後に急いでやらなければいけないかというと 実害はほとんどありません。 忙しいタイミングでは一端置いておいても良いかと思います。

学校の転入届け
小学校などで校区が変わる場合には事前に届け出が必要です。また保育園なども新しい保育園に変わる場合には受け入れが可能か事前に確認をしておきましょう。

郵便物の転送届け 
郵便局に行って「転送したいのですが」と窓口で言うと書類を渡してくれます。 ここに必要事項を記載するだけ。 身分と住所を証明する物が必要になるので忘れないようにしてください。転送機関は最長一年あるのでその間、旧住所への郵送物は新住所のシールが上から貼られて転送されます。 転送された郵便物を見て、それぞれの送り主に転居したことをお知らせすればOKです。インターネットでも手続きできます。

宅配サービス
あまり忘れることはないとは思いますが、新聞、牛乳はじめ色々な宅配サービスがあります。特に総菜や産地直送での定期宅配サービスは忘れがちなので、サービスの停止か転送を引っ越し前に連絡を入れておきます。

ガス
ガスは都市ガス・プロパンに関わらずかならず立ち会いが必要です。
土日に引っ越しして、日曜に開栓作業ができないとお風呂が沸かせない事態になりかねません。

電気
電力会社に電話をして引っ越しする旨を連絡、現住所の電気の清算と新しい家での契約をします。

インターネット
インターネットは使用するプロバイダや、建物の契約・配線状況などで立ち会いや工事の必要が大きく変わります。 こちらも場合によってはかなり待たされることがあるので引っ越し日の前から、よく調べて契約や作業日程を確認しておきましょう。

その他銀行やクレジット会社、保険などの住所変更手続き
それぞれに電話して書類を送ってもらったり、窓口での手続きが必要で、以外と数が多いので面倒です。


いかがでしたか。引っ越しは以外と面倒な事が多く有ります。必要な事柄をチェックリストにして順番に片付けていけるようにしましょう。そして引っ越し先でのご近所への挨拶等も忘れないように心がけましょう。