平成6年度に移築復原されました。穀類を保存する板倉で、間口2.94m、奥行き1.16mほどの寄棟、茅葺きの小建築です。土台をまわし、柱を長押と貫で固め、出(だし)桁(げた)を架けています。三等分に仕切り、開口部は落し板で、両側面と背面は横嵌板(はめいた)となっていて、多湿の時には密閉され、また乾燥期には通気性が良くなるなど穀物の保存に適したつくりとなっています。江戸時代の郷蔵(ごうぐら)などもこのようなつくりのものが多く、この地域に広く行われた貯穀方法を知る建物といえます。

「こだわり」の建築士日記 

さいたま市HPから文章は抜粋加筆させて頂きました。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1110073376171/index.html

「こだわり」の建築士日記