息子が膝の痛みを訴えたので、整形外科につれていくと
オスグット病と診断されました。
成長期の男児に多くみられる膝下の痛みで、
スポーツをしている子どもに多い症状とのことでした。
2週間程度、激しい運動を控え、安静にしていれば、
痛みはとれるそうなので、ひとまず安心しました。
しかし、今年から中学生になり、野球部に入部し、
毎日遅くまで練習を頑張っている息子にとって、
2週間も安静にしなければならないというのは、
かなりショックだったようです。
走ったり、ジャンプしたりしなければ部活もOK
と言われたので、部活は休まず参加しました。
そして2週間後、痛みがとれないので再度病院へ行きました。
先生に「部活では走ったり、ジャンプしたりというのは見学させてもらってますか?」
ときかれた息子は
「え~、まあ一応・・・・」とはっきりしない返事。
すると、先生は息子のほうをしっかりとみて説明してくださいました。
「痛みがあるということは、君の体がぐんぐん成長しているという
素晴らしいことなんだよ。」
「スポーツをしていても、オスグット病になる子とならない子がいるから不公平、
って思うかもしれないね。少し時間がかかるかもしれないけど、必ず治るから、
野球はそれから思いっきり頑張ればいい。今は君の体を一番に考えてほしい。」
「1年生だし、なかなか『走ることだけ見学します』っていうのは言えないかもしれないね。
サボってるって思われたくないもんね。でも周りのみんなはそれほど気にしていないよ。
いつかチームのみんなに恩返しができるから大丈夫だよ。」
息子は、「はい、わかりました。」と何度も返事をしながら聞いていました。
そして帰り際、先生は私に
「お母さん、長期戦で行きましょう。
息子さんがまた頑張りすぎているようなら、
連れてきてくださいね。私から話しますから・・・・・」と
笑顔で声をかけてくださいました。
安静にしなければならないとわかっていても、
いろんな思いがあってなかなかそうできない息子の気持ち、
私が息子に「安静によ」と言ってもなかなか聞かないんだからという私の気持ち、
そんな親子の双方の気持ちをくみ取って、じっくりとわかりやすく丁寧に説明してくれる。
野球大好き息子にとってオスグット病になってしまったことは、
マイナスかもしれないけれど、こんな素晴らしい先生に遭えたことが、
それ以上のプラスだなとうれしくなりました。
帰りの車の中で息子が私に言いました。
「先生、パソコンの画面じゃなくずっと俺のほうを見て話してくれたね。」
