連休前から、実家の祖母の様子がおかしいと母から連絡がありました。
101歳ですから、体調は一進一退であるのは常。
そんな中でも「様子がおかしい」というのはただ事ではないと家族みんながそう思いました。
関東に住む私の兄一家が、4月末から祖母の看護のために
車で帰省してくれ、毎日毎日、疲れの出ている母の変わりに祖母を見舞ってくれていました。
10日間の予定だったので、飼っている2匹の猫も一緒の帰省でした。
私も時間がある限り、大島に行きつつ仕事を進めていきました。
でも兄から「自分たちは明日どうしても帰らなければならないけれど
ばあちゃん、相当俺らが覚悟せんといけん状態で、ほとんど起き上がれん。
かあさんも、疲れ果てているから、明日、ちょっと帰ってこないか?」
と連絡がきました。
道中2時間。
最悪の状態を想像しては、打消し。その繰り返しで運転し、
祖母のいる施設へ到着しました。
すると。
見覚えのある車いすに乗った祖母を
にこにこして、兄が押しているのが目に飛び込んできました。
安堵。というのはこういうことをいうのかもしれません。
走り寄り、「ばあちゃん。普通じゃないかね。ごはんも食堂で食べたの?
すごいねぇ。起き上がれんと聞いたから、飛んできたんよ!えかったぁ」と
いうと、
「ご心配、かけました」
と、いつもの茶目っ気のある笑顔。
ほっとしすぎて、泣きそうでした。
兄に「どうしたん?急に今日、起き上がれるようになったの?」と聞くと
「うん。俺がいた10日。ほどんど寝ていて、会話も交わせなかったのに
今日、来てみたらベットに起きて、食堂でご飯食べるっていうくらい
復活していた。
これで、俺、心おきなく、帰れる。」
と、なんだか、驚きの表情で話してくれました。
しばらく、母も交えて、祖母の急に元気になった様子を
喜び、祖母にも、「また、来るよ。いつも通りのばあちゃんに会えたから
何も言うことなし。またね。」と挨拶をして、施設を出ました。
施設を出て、駐車場に向かう時、
兄が、ぽつりと言いました。
「今朝。俺んちから連れて来ていた「はな」が急に死んだんだよ。
昨日まで、普通にメシも食っていたのに。
いろいろと供養して、いつもより遅い時間にここに来たら、
ばあちゃんが、ベットに座って笑って話しかけてきて、
ほんとに驚いた。
大島に帰ってきて、10日こんなことなかったから、俺はばあちゃんと話せないまま
帰らんといけんと思っていたら、帰るその日にいつもとおんなじばあちゃんに会えた。
はなが、助けてくれたとは思わないけど、不思議なことがあるんだなぁ。」
と。
「はな」は兄たち一家が捨て猫だったのを家族にし、
16年間共に過ごした猫。
兄の故郷で、命を終え、
その日の朝は、家族が涙にくれたそうです。
その直後、祖母の笑顔を見て、兄家族は笑顔と安堵感を手に入れ
関東の自宅へ帰ることができました。
悲しみをそのままにせず、
喜びを「絆」と感じさせてくれた「はな」に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
祖母も体調を崩す前の通常の状態になり、
はなも、きちんと供養して、兄一家は車で自宅へと帰りました。
それを見送り
母ともう一度、はなの眠る場所へと散歩にでかけました。
母も祖母がようすがおかしくなってから、
心痛で体調を崩していたので、
本当にひさしぶりの散歩だったようです。
はなに手を合わせ、
兄たちの家族でいてくれたことに感謝を伝えました。
すると、母が
「まぁ。あざみが咲いている。はなちゃんが眠る場所のすぐそばに。
私もばあちゃんも、あざみ、好きなんよね。まぁ。綺麗に咲いてるねぇ。」
とつぶやきました。
お日様に照らされ、あざやかな色で、あざみが咲いていました。

101歳ですから、体調は一進一退であるのは常。
そんな中でも「様子がおかしい」というのはただ事ではないと家族みんながそう思いました。
関東に住む私の兄一家が、4月末から祖母の看護のために
車で帰省してくれ、毎日毎日、疲れの出ている母の変わりに祖母を見舞ってくれていました。
10日間の予定だったので、飼っている2匹の猫も一緒の帰省でした。
私も時間がある限り、大島に行きつつ仕事を進めていきました。
でも兄から「自分たちは明日どうしても帰らなければならないけれど
ばあちゃん、相当俺らが覚悟せんといけん状態で、ほとんど起き上がれん。
かあさんも、疲れ果てているから、明日、ちょっと帰ってこないか?」
と連絡がきました。
道中2時間。
最悪の状態を想像しては、打消し。その繰り返しで運転し、
祖母のいる施設へ到着しました。
すると。
見覚えのある車いすに乗った祖母を
にこにこして、兄が押しているのが目に飛び込んできました。
安堵。というのはこういうことをいうのかもしれません。
走り寄り、「ばあちゃん。普通じゃないかね。ごはんも食堂で食べたの?
すごいねぇ。起き上がれんと聞いたから、飛んできたんよ!えかったぁ」と
いうと、
「ご心配、かけました」
と、いつもの茶目っ気のある笑顔。
ほっとしすぎて、泣きそうでした。
兄に「どうしたん?急に今日、起き上がれるようになったの?」と聞くと
「うん。俺がいた10日。ほどんど寝ていて、会話も交わせなかったのに
今日、来てみたらベットに起きて、食堂でご飯食べるっていうくらい
復活していた。
これで、俺、心おきなく、帰れる。」
と、なんだか、驚きの表情で話してくれました。
しばらく、母も交えて、祖母の急に元気になった様子を
喜び、祖母にも、「また、来るよ。いつも通りのばあちゃんに会えたから
何も言うことなし。またね。」と挨拶をして、施設を出ました。
施設を出て、駐車場に向かう時、
兄が、ぽつりと言いました。
「今朝。俺んちから連れて来ていた「はな」が急に死んだんだよ。
昨日まで、普通にメシも食っていたのに。
いろいろと供養して、いつもより遅い時間にここに来たら、
ばあちゃんが、ベットに座って笑って話しかけてきて、
ほんとに驚いた。
大島に帰ってきて、10日こんなことなかったから、俺はばあちゃんと話せないまま
帰らんといけんと思っていたら、帰るその日にいつもとおんなじばあちゃんに会えた。
はなが、助けてくれたとは思わないけど、不思議なことがあるんだなぁ。」
と。
「はな」は兄たち一家が捨て猫だったのを家族にし、
16年間共に過ごした猫。
兄の故郷で、命を終え、
その日の朝は、家族が涙にくれたそうです。
その直後、祖母の笑顔を見て、兄家族は笑顔と安堵感を手に入れ
関東の自宅へ帰ることができました。
悲しみをそのままにせず、
喜びを「絆」と感じさせてくれた「はな」に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
祖母も体調を崩す前の通常の状態になり、
はなも、きちんと供養して、兄一家は車で自宅へと帰りました。
それを見送り
母ともう一度、はなの眠る場所へと散歩にでかけました。
母も祖母がようすがおかしくなってから、
心痛で体調を崩していたので、
本当にひさしぶりの散歩だったようです。
はなに手を合わせ、
兄たちの家族でいてくれたことに感謝を伝えました。
すると、母が
「まぁ。あざみが咲いている。はなちゃんが眠る場所のすぐそばに。
私もばあちゃんも、あざみ、好きなんよね。まぁ。綺麗に咲いてるねぇ。」
とつぶやきました。
お日様に照らされ、あざやかな色で、あざみが咲いていました。
