僕は大学1年生の頃に決めた事があります。
「絶対に人の為に行動しない!」と言う事です。
って言うか理論上ありえないと思ったんです。
人は良く「あいつの為にやってるのに。。。」って言いますが
もしかしたら、そのあいつはそれを「望んでないかもしれない」。
つまり「俺があいつが望んでいると思った」だけ。
もしくは「将来、あいつが喜んで俺に感謝する」と思っただけ。
つまり、
「誰かの為」って自分の為なんです。
(仮に要望されたとしても、要望に応えたかった自分の利益)
彼女にプレゼントをしたけど喜ばなかった。
「俺がお前の為に一生懸命働いてプレゼントしたのに喜んでくれない」じゃないんです。
「俺がお前が喜ぶ顔が見たくて勝手に頑張ったけど、どうやら目論見違いだった」なんです。
自分の喜びの為にやったけど作戦失敗だった。
つまり自分が悪い。
よって、今後は作戦を変更しなければならない。
この考え方なら喜ばせたい相手との喧嘩はありえないんですが
「あいつの為に」と考えてしまうと「何故、気持ちがわからないんだ!」になってしまい
どうしても衝突は避けられない。
人の為と考えるから人のせいにしてしまう。。。
ですが、何故か世の中は
「自分の為に物事を為す」より「人の為に物事を為す」方が美しいとする。
結果、その勝手な行為が仮に迷惑であっても感謝しない人間を「気持ちの分からない人間」とレッテル貼りする。
面白いもんです。
こんな事を考えていた大学1年生の頃
今はすっかりボケてしまった親父に
「オヤジは毎日、遅くまで家族の為に働いてて凄いよな~!」と言ったら。。。
「働かなきゃ俺も食えないだろ?」と応えました。
「お前らの為に働いている」は当時の僕の中ではNGです。
「家族が幸せに暮らせるのが俺の喜びだから」と言う思いが正解。
で、そう言うのは照れるので
「働かなきゃ俺も食えないだろ?」と言うセリフなのかと思い
当時、「うちの親父は凄いな~!」と思っていました。
ところが。。。
お袋の病気が悪化し
施設入所の必要性が出てきたり。。。
そんなこんなのドタバタの中で
当時の親父の「働かなきゃ俺も食えないだろ?」と言うセリフは
それ以上でもそれ以下でもない言葉だったと言う事を知りました。
今や仕事中の兄貴に狂ったように電話をし
「俺と仕事とどっちが大事なんだ?」と言い出す始末。。。
はっきり言わせて貰う
「お前の為に早く死んだ方が良い!」