癌になってから闘病のブログをよく読みます。

その中で
癌の告知を受けた時
「まさか自分が!」
「何故、自分だけが!」
「理不尽だ!」と思ったとの感想をよく見かけます。

僕は
「まあ僕だからしょうがないな」でした。

いつも思うんですが
癌になったのは誰のせいでもない僕のせいなのです。


僕と言う個体で生まれ
人生で発生する様々な選択肢の中で
僕が選んできた道の延長線上に癌があっただけ。


若い頃から煙草を吸い始めたのは自分の責任。
ストレスが激しい会社を選んだのは自分の責任。
後先考えずに酒を飲んでたのは自分の責任。

全部、自分の責任。
その延長線上の出来事なのです。


例えば。。。
あの人と結婚したかったけど親が反対してできなかった!
今の私の暗い人生は親の責任だ!

いやいや、親と絶縁して駆け落ちって方法もあったし
彼を認めて貰えるよう画策する方法だってあった。
極端な例えとすれば、親を殺して2人で海外逃亡と言う方法もあった。


でも、親を選んで彼を捨てる道を選んだ。
それが道徳的だと思い、道徳を選んだ。

それは自分の選択。
全部、自分の責任なのです。


人のせいで自分はこんな境遇になったんだと思って生きて行く事は辛い。

そこにあるのは恨みと悔しさだけ。
自分の人生が人によってぶっ壊された人生で終わる事になってしまう。


そんなのは御免だ!


そして理不尽だから人生は面白い。


同じゲームを同じ時間、同じ課金をすれば
同じ強さになり同じ結果になるのであったら、こんなつまらないゲームはない。


僕は自分で選んだ人生を自分の足で歩いている。
そして出た結果が仮に理不尽な結果であっても、
何とか楽しんで生きていきたいと思っています。


残り少なかったとしても
この姿勢は崩さず強がって生きていきたいと思っています。