人生残り3分の1(あるか無いか)

最近は何だか音信不通になってしまったかつての友人達の消息が知りたくて


現代ならSNSを通じてどうにか探せないかと


少しずつやり始めている

そんな中


昔、沖縄に一緒に行った友達を思いながら
その時に宿泊した竹富島の民宿「大浜荘」を何気なく検索したら


ある1枚の写真が目に入った

そこに懐かしい顔があったのです

私が46年も前に女性3人で行った竹富島


その時に宿泊した「大浜荘」の前で撮った写真と同じように


今のオーナーと一緒に撮ったある女性のX(旧Twitter)に投稿された写真



このオーナーのMさんがとても懐かしかったのです


これは46年前

「X」に投稿された写真とほぼ同じ場所で撮った写真

今のオーナーMさんは左から2番目


思わず私はその投稿された「X」にコメントしました

舞い上がってた私が
その投稿が2年前のものだと気づいたのは
コメントした後でした

「X」に投稿した初めてのコメントでした


ちゃんと届くかどうか不安でしたが
直ぐに返事をくれました

何通かやりとりしました

優しい方だなと思いました


ブログにこの写真を載せることも

快く承諾して下さいました



私が訪れた46年前は
オーナーは現在のオーナーのお父さんでした

ユーモアがあって気さくで
素敵な顔をしたおじさんでした




その息子さんである現在のオーナー、Mさんと私達3人は
同じような年齢ということもあって
仲良くなりました(Mさんは私達の1つ上)

8月の台風シーズンで
殆ど雨

「大浜荘」の部屋で燻ってる私達の所に日焼けした沖縄顔のかっこいいMさんがやってきました

ギターを抱えて

第一声が
「ボギーと呼んどくれ」

その時から私達はずっと
Mさんの事を「ボギー」と呼んでいました



「ボギー」とは

映画「カサブランカ」のボギーのことなんだと思った



当時のMさんもこのぐらいカッコよかった


今なら「ディーンフジオカ」に似てるかも


そんな自称ボギーは

私達の部屋を度々訪れました


一人旅で来てる男性2人を誘って連れて来ることもありました


みんなで楽しく泡盛飲んだりトランプしたり




勝負の後は「しっぺ」



ボギーのギター伴奏で歌ったり



ふざけて、大笑いして





それはそれは楽しい夏休みでした

友達の小さいラジカセで録音したその時皆んなで歌った歌のカセットテープが

今でも私の手元にあります

歌の趣味も凄く合っていて


飽きずに連日、歌いました


かぐや姫や吉田拓郎の歌を歌いました












ボギーが私達の部屋へ来たのは


女3人の部屋に興味があって

仲良くなりたいと思ったようなナンパ心があって来たわけではありません


一緒に行った私の友達の1人の知り合いが(ややこしい)「大浜荘」でアルバイトのような事をしてた事があるとかで


その人から「大浜荘」を紹介して貰った経緯があったので


そこに着いた時、最初にその事を告げたから


「〇〇さんの知り合い」


という扱いを受け


サービス精神からだったと思います


私達は女3人ということで

母屋の部屋ではなく敷地内に新しく建てたばかりのアパートのような建物の2階の部屋を取ってくれました


バストイレ付き、エアコン付きの快適な部屋でした


毎晩母屋の方ではオーナー「おじい」を囲んで「ユンタク」が盛り上がっていましたが



それには一度だけ参加しただけで


私達3人とボギー

そして時々母屋の方からボギーが連れてくる2人の男性と

別の「ユンタク」をしてました


結局、帰る日になって


台風の為、石垣島からの飛行機が出なくなってしまい


私達は予定より更に2泊、「大浜荘」にお世話になりました


宿泊費も安くして下さいました


普通なら3人で民宿の部屋に閉じこもって凹んでいたでしょう


そんな私達に最高に楽しい思い出を下さったボギーでした


ボギーの写真にモザイクを入れなかったのは

きっとボギーならOKしてくれると思ったからです


カメラを向けるとカメラ目線でポーズを取ってくれました


撮られる事が好きみたいで

沢山写真を撮って楽しみました


これらの写真はアルバムにして

後日、お礼の品と共に「大浜荘」に送った記憶があります


3人で大学の図書館でアルバム作りしました


そのアルバムはまだ「大浜荘」にあるのだろうか



ボギーも大学生でした


夏休みで実家の竹富島に帰省していたのです

東京の大学で
偶然私の家の近く、江古田に下宿してました


私達4人は意気投合してしまい

東京に帰ったらまた会おうと約束しました

その後、東京で私達3人とボギーは数回会いました

恋愛感情は全くなく
ただ、何となく気が合って
友達付き合いをしました

竹富島で撮った沢山の写真とカセットテープ

それらを観たり聴いたりすると
46年も前のことが、ついこの間の事のように思い出されるのです


そして3日前


その沖縄旅行へ一緒に行った友達2人のうち1人を探していたら


そのボギーの現在の写真をみつけたのでした


驚いた事がもう1つ

「X」に写真を投稿して下さった方のネームが
私が探してる友達の名前と同じだったこと

偶然なんだけど
不思議な気持ちになりました

年齢はずっと若い方ですが

もしまた「大浜荘」に行く機会がありましたら
ボギーに宜しく!

私も行きたいけど
竹富島は遠くてねえ

だけどやっぱり
もう一度行きたい



音信不通になってしまった友達を探していたら偶然別の友達にヒットしたという

不思議でラッキーなお話でした


願わくば


私が探している友達が

このブログを偶然観てくれて

連絡してくれたらなあ


という僅かな期待を込めて


当時の写真も載せてみました


確率低いと思うけど


人生、何が起こるかわかりませんから


不思議な体験を

私はいくつかしてますから


今回の「X」に投稿された写真を見つけた事だって、不思議な事なんですから


だって2年も前に投稿された写真だったのですから


私は諦めません


ボギーもこのブログ、見てくれたらなあ


でも

お元気そうで良かった




帰りの竹富島の桟橋で