これは
子煩悩で面倒見のいい教育熱心な伯母の思い出の1つです


私は3姉妹なのですが
一番下は私より7つ下

この妹がまだ赤ん坊だった頃、
学校や幼稚園が夏休みや春休みになると
私とすぐ下の妹(2歳違い)は二人でよく横浜に住んでいるこの伯母の家に預けられました


私の1つ歳上の女の子と、私と同級生の男の子がいるこの伯母の家で楽しく休みを過ごしたものです

そう、子供好きで面倒見のいい伯母は私達4人を連れてよく「港の見える丘公園」へ行きました

伯母の家からはちょうどいいくらいの散歩コース

いつもその時のお弁当は
伯母が作ってくれた大きなおむすびでした

公園の高い所から海を見下ろす場所に座って
その素晴らしい景色を写生しました

いつも一人一人、伯母が用意してくれた画板付きのカバンを持って行きました

その中には画用紙とクレヨンが入っていて
私達は4人並んで海とマリンタワーを写生しました

今思うと
あれは、情操教育の一環だったのかもしれません

伯母はとても教育熱心な人でした

自分の2人の子供に
近所のみんなが行く公立の小学校のレベルがあまりよくないことを知り
少し離れた公立の小学校に越境入学させ
2人のいとこはバスで6年間通いました

そして
家庭教師をつけて
中学受験させ
見事に2人とも第一志望校に合格しました

子供の事、子供の将来の事をいつも考えて

時には厳しく

だけどいつも子供に寄り添って

最高の教育環境を作り

最高の教育を受けさせました

姉妹でも私の母とは全く違いました

私も妹も、母に「勉強しなさい」と言われたことがなかったのです

その頃は何とも思わなかったのですが

大人になってから

「そう言えば、言われたことなかったね」

なんて、妹と言い合い、不思議に思いました

だって自分達が親になってみたら
子供が宿題やったのか勉強してるのかは凄く気になるし
つい口に出して言ってしまうからです

教育熱心な伯母に育てられたいとこ2人と、自由に育てられた私達3人の違いはあきらかでした

今はみんな同じようですけど

孫に甘い初老です


ああ
伯母の思い出は沢山あり過ぎて終わらない

また皆んなで昔のように集まって
沢山思い出を語りたいなあ