前回『生まれた時間がわかると良い理由【1】』の続きです。
四柱推命は、【年・月・日・時】の4つの柱から命式をみるので四柱推命といいます。(そして寿命を推測するので推命という)
月や年の変わり目の日以外に生まれても、時間が命式に影響する場合があります。
生まれた時間がわかると
① 時柱からよむ鑑定ができます
時柱からよみとれることは
・60歳以降の運勢や性格
・子供や部下との関係
などになります。
その人自身の主な性格や、人生のうち大半を占める期間(60歳頃まで)は年・月・柱でみることができます。
つまり時柱が不明でも、命式をみることはできます。
② 干合・支合・三合会局・冲などが形成される場合があります
例)
年柱 辛丑(蔵干:己) 比肩・偏印・養
月柱 戊戌(蔵干:戊) 印綬・印綬・冠帯
日柱 辛亥(蔵干:壬) 傷官・胎
時柱 癸巳(蔵干:丙) 食神・正官・死
上記の命式は日・時の地支で『亥巳の冲』が成立します。
冲の現象というのは6つの組み合わせがあり
⇒子と午/丑と未/寅と申
/卯と酉/辰と戌/巳と亥
特徴として、「衝突」する現象
・人間関係でうまくいかない
・良さが出づらい
などがあります。
上記の命式は日支(配偶者)と時支(子供)の冲が成立しており、配偶者と子供の関係があまり良くないとみます。
ここで時間が不明だと『冲』の存在は出てこないので、その現象について解明ができないのです。
この命式でいえば
・PM3-5時生まれで時柱に丙がくる
⇒『干合』が成立
・AM3-5時生まれで時柱に寅がくる
⇒『支合』が成立
など、『冲』以外の現象も発生する場合があります。
このように時間がわかると、命式の読み方がさらに広がります
今回も読んでいただき、ありがとうございます
関連記事